評論・佐賀と太良

太良から佐賀県の情報公開制度にアクセスします

2001年11月1日


 私は佐賀県にもどってくる前は石川県に住んでいましたが、県庁所在地の金沢市に住んでいたので、県庁に資料をもらいに行くとか、県立図書館を利用することについては何の負担も感じませんでした。
 今、佐賀県の南端である太良町へ住むようになって、そのハンデイを痛感しています。能登半島の輪島市や福井県との県境の加賀市から金沢市へ用事を果たしにくる人は大変だったんだなと、その苦労が今にして良くわかるようになりました。

 それだけに、どんな地方に住んでいても国の機関や県関係の行政サービスを時間や経費のハンデイなしに受けることが出来る仕組みをつくるのが大切だと思います。
 県立図書館については、佐賀県立図書館がインターネットでの検索サービスをはじめるようになったので、いながらにして自分の読みたい本が県立図書館にあるかどうか確かめることができるようになりました。
 借用・返却については太良町内にある大橋記念図書館(町立)を経由して出来ます。この制度を利用して町立図書館にはない本をこれまでにも何冊か取寄せていただきました。
 インターネットによるリファレンスサービスにも習熟して、太良町にいながら県立図書館を大いに利用して行きたいと思います。

 次に、解決したいのは県の行政資料です。
 これまで、県関係の行政資料が欲しいたびに県庁まででかけていましたが、時間と交通費の負担も馬鹿になりません。
 鹿島市にある県事務所の1階に県関係の行政資料の一部が展示してあります。県統計課が作成した統計資料、県庁各部課が作成した「行政の概要」のような一般公開を前提に作成した文書です。最近はここで、「こんな資料あるかな」とのぞくことにしています。
 私がよく利用する鹿島市立図書館や太良町の大橋記念図書館には県の行政資料は部分的にしかありません。最近の年次の資料が欠けているものもいっぱいあります。
 県が発行する予算・決算、財政関係の資料、各部課が発行する行政の概要、報告書、白書、計画・プラン、各種の統計資料、県議会の議事録などについては、各市町村の公立図書館に一部づつ自動的に配本するよう制度化すべきだとおもいます。
 冊子になっている県の刊行物は各市町村の図書館で見ることが出来る、地方事務所に行けば公開が前提になっている県の行政資料は見ることが出来るというようにすれば、県民がもっと県政のことを知ることができ、「県民の知る権利」を保障していくことにもなると思うのですがどうでしょうか。
 県として是非検討していただきたい課題です。

 もう一つは、県情報公開条例にもとづく情報公開です。
 県の教育関係の資料がほしくて、「県政情報室」の担当者と電話で話し合いました。仕組みとしては、県庁へ出かけて行って請求する、文書の担当課とすりあわせる、資料のコピーをもらう、手数料をはらうということが基本になっているようです。
 これでは、県庁から遠方に住んでいるものにとっては情報公開制度を利用すること自体にハンデイがあります。
 「県庁にいかずに情報公開制度を利用したいのだ」と話して、請求用紙を郵送してもらうことにしました。この後、郵送による情報公開の請求、文書担当課との電話によるすりあわせ、県政情報室からのコピーの郵送、手数料の送金という手続きがあります。
 実際に体験しながら、県内どこに住んでいても、県民が時間や経費の点でハンデイなしに情報公開制度を利用するにはどこに問題があり、どう改善したらいいのか考えていきたいと思います。

 最後に、コピー料金の問題です。
 B4で1枚30円。来年4月から20円になるということですが、コンビニのコピーサービスはA3まで10円でやってくれます。コンビニなみに出来ないのでしょうか。


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