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七夕祭りに行ってきました<2>

七夕祭り史上初?区が作品に修正指示
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 毎年の流行などを取り入れて各店が作品に意味を込めたりしますが今回も興味深いのがいくつか…
 政治ネタでは常連となっているさやま園というお茶屋さんの作品がこの「ばいきんマン」。一見何の変哲もないように見えますが、胸には中途半端に「96条」とだけ…いったい…。
 実はもともと両目に「アベ」と書いてあったそうです。さらには「アホノミクス」の文字まで!96条は憲法改悪を批判する意味の文言が書かれていたそうですし、かなり強いメッセージが込められていました。






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 手には三本の「毒矢」があり…強烈です(笑)!この間も狂牛病問題や原発問題を取り上げた問題作品を次々と発表してきた同店でしたが、しかし…今回はなんと一部区民の批判を受け、区が“政治的な表現は区の後援から外れる”とクレーム。あえなく両目に書いた「アベ」の文字を修正し、「アホノミクス」などの過激な文字も消すことになったようです。





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 ところがところが、これにたいして逆に起こった区民がかなりいたみたいですね。
 私がさやま園の作品を見に行ったときですが、4、5人のお客さんがお店にいて何やら熱心に店主と話していました。なんでも祭り前に見て感銘を受けた住民らしいのですが、作品が修正されたことがネット上で話題となり、それで駆け付けたっていうのです。そういう客が何人も来てたって言いますからよほど話題になってたのですね。

私の見解

 私の見解としては、一作品が祭り全体の趣旨として取られるわけでなく、政治的な表現がすべてダメとなるのは表現に対する行政の介入につながりかねないという点です。これまでも七夕祭りで政治を風刺した作品はつくられてきました。どうしてもその表現が不適切だというのであればせめてその店だけに問題点を指摘すればいいものを、七夕祭り全体に“後援できない”といった圧力をかけるのはいかがなものか。政治風刺などできなくなったら七夕祭りの魅力も薄れてしまいかねません。微妙なラインですが、これまで行われてきた慣例や表現の自由に注文を付ける重大な行為ともなりえますから、時間をかけて慎重に改善されるべきと考えます。





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 さて、もうちょっと歩くとこんな作品も。ドロンジョがゼロ戦に乗った作品。この作品についたのは最終日の祭終了後でしたから、取り壊しが始まっていました。
 よくみると…







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 ゼロ戦には安倍農園と書かれた物体がぶら下がっており、そこには安倍さんの顔と国会農園のなかに「消費税」や「TPP」とかかれた丸い物体が…あれは爆弾のつもりだよという人もいましたが、少々わかりにくい表現でした。これはなかなか掴みづらい、オブラートに何枚もくるんだような表現でした。が、今となってはお見事!といったところでしょうか。
 福島原発事故の年なんかは原発をストレートに非難する作品がいくつもかかりました。そうした住民レベルの表現の場はなんとか存続させてほしいものです。まあ、いろいろと今年も堪能させていただきました。阿佐ヶ谷パールセンターのみなさん、ありがとうございます。お疲れ様でした。
(13.8.14)
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