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改定東京都青少年健全育成条例
をどうみる?��
今回は「じゃあ、どうすればいいの」について書きます。
シリーズ�,�らかなり時間が経ってしまいました。�,任蓮�改定東京都青少年健全育成条例(以後「育成条例」)の何が危険かについて書きました。
モラルの分野に行政が行き過ぎた規制をかけるのは危険という話、そこに警察が介入する隙を与えるのは重大問題と指摘したつもりです。
さて“じゃあ、どうすればレイプや児童虐待などを扱った漫画の氾濫をおさえられるの”という話です。
ゾーニング
端的に言えば、一般的にはゾーニング(=すみ分け)が適切・有効と言われています。
「すみ分け」とは、一般の書籍とポルノを区別して展示・販売するということです。
日本では、このゾーニングがなされていない状況が続いていました。コンビニで目のつくところに成人誌がおかれている状態が問題視されているというのはみなさんご存知の通りです。
しかし、こうした状況も十数年かけて是正されてきました。昔は自動販売機で売られていたものでしたが今は都心ではなくなりましたね。店内での一般紙と成人誌のゾーニングはどこでも行われています。児童虐待、レイプ等を扱った漫画が専門の場所以外で売られるようなことはなくなってきています。
今後もさらなるゾーニングの拡大によって状況は改善されていくことでしょう。
犯罪を描くから犯罪が増えるという考え方
よく犯罪を描いた漫画が犯罪を誘発すると話す人がいます。しかし実際は、犯罪を引き起こす社会状況が先にあり、それを捉えて表現活動が行われるているのではないでしょうか。
私は逆に、児童ポルノの表現をみてこそ、その社会の実態が見えてくるのではないかと思います。表現を止めればすむ話ではありません。
マイケルムーア監督の(私の中の)不朽の名作「ボーリング・フォー・コロンバイン」では、高校で銃乱射をした高校生がよく聴いていたミュージシャンとして「マリリン・マンソン」がヤリ玉にあげられ、社会的非難を浴びます。しかし、マリリン・マンソンは映画の中で、自分たちが恐ろしい社会をつくっているのではなく、今の社会に蓄積した闇を表現しただけと語りました。
歪んだ社会をつくってきたのは誰だ
異常とも言うべき性表現を、押し付けるかのように販売ルートに乗せるのはたしかに問題であり、その表現自体よりも金のためには何でも売るという社会をこそ、子どもだけでなく、大人の消費者も影響を与えるのでしょう。しかし、そういう状態は改善されてきました。
さて、石原知事自身が社会不安を増大させてきた人物です。「行政改革」と称しては、金にならないとばかりに福祉や暮らしを削減する政治をしてきました。金がすべてとばかりにやってきた張本人が突然、自分だけ聖人にでもなったように市民の表現規制に乗り出すというのがいかにも胡散臭い…。
すでに言われていることではありますが、彼自身がモラルの崩壊した若者の様子を小説に描いた人物です。いったい育成条例と自分のあり方との矛盾にどう整合性を見出すのか。こういう人が政治家に多いことこそ、さらなる歪んだ表現活動を増大させるのではないかと思うわけです。
(11.1.6)
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