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10.11議会中継!��
区が起債発行を再開。「世代間の公平性」に触れる
極めて重大な議会答弁がありました。この間、止めていた起債発行を区が再開することになったのです。
この際、その理由として世代間の公平性という問題に触れたことが重大でした。
「起債」って何?
起債とは債券を発行すること。つまり、区が何か事業をやるために債券を発行してお金を用立てることです。この債券にはもちろん利子がつきます。
つまり、平たく言えば区の借金なのですが、家庭の借金と違って区の行う起債は特殊な役割があり、単に「借金」とはいえない面が多分にあります…
世代間の公平性の確保
その役割の重要な柱が「世代間の公平性」を確保することです。
実は区の起債というものは、一括で払うお金があったとしてもあえて起債をすることがあります。例えば学校や介護施設を建てるとき、25億円程のお金が杉並区にあったとしても20〜30年程の起債をしたりします。これは教育や福祉施設などはそれを利用する区民が数十年に及ぶため、造った時の区民だけで払うと不公平が生じるためです。
ですから、あえて20〜30年程の起債をしてその間の区民で少しづつ払って「世代間の公平性を確保する」わけですね。
税金の前払い
ですから区の起債は、借金とは言っても事実上、区民が世代を超えて分担する一種の税金的性格を持った財政運営上のテクニックなのです。
ところが山田前区長はこの区債の性格を無視し、「借金だ!」と区民に間違った情報を与え、“借金をゼロにした”というパフォーマンスのためにこの10年の区民でほとんど払っちゃったわけです。これは将来の区民が払うべき税金を今の区民が払わされたことと同じことになります。つまり、“自分の借金の早期返済”などではなく、将来の区民の税金を前払いさせられたということと同じなのです。
公平性が損なわれた分を取り戻そう!
私はこの問題を議会で重く追及してきました。すると区は借金ゼロ政策や減税自治体構想という大義の前には、世代間の公平性は意味がなくなるというような答弁を繰り返してきたのです。
一度、副区長が“たしかに世代間の公平性”という昨日もあることにはあると認めたことがありましたが、なんだかハッキリしない答弁でごまかしていました。
それが今回の議会で、ハッキリと、世代間の公平性確保のために起債を行うと明言したのです。この答弁は重大です。単に“これからはまともな財政運営になるな”ということよりも、“これまでの区民はその世代間の公平性を損なわれていた”と区が明言したことを意味します。
減税自治体構想が凍結され、百億円近くの財源が区民の手に戻されたといって過言ではありません。損なわれた公平性を取り戻すために、急いで介護や保育、教育に大規模な力を入れる時です。
(10.11.29)
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