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10.2議会中継!��

“庶民のための税金使い切り”がイヤ…

減税自治体構想集中審議!!其の五
 さて、いよいよ減税自治体構想の集中審議の報告も最後。構想の思想的背景に迫ります。
 これまでみてきたなかで最も重要な「構想」の特徴は、低・中所得者には痛みとなり、年収数千万以上となる高額所得者には甘い汁となる点でしょう。
 減税自治体構想には民主的な予算編成の基本である「単年度予算主義」を打破する狙いとともに、山田区長独特の新自由主義的政治経済改革の狙いがあるのです。

「構想」実施後は「分に応じた生活」をしろ?

 私は率直に聞きました。
「減税自治体構想には、貧乏人のために単年度主義で税金を使い切りたくないという意味が含まれているのではないか?」  山田区長はそんな意味では言ってないと当然ですが答弁するので、もっとさらに突っ込みを入れて、
「区長は議会で『最悪の生活にならないようにみていくというのが行政の役割で、それ以上のことは自分でやったほうがいい』と言っている。生活保護とか最低限の福祉以外は、区民が自分でやれと言うことではないか」 と指摘しました。
 なぜなら区長はこの集中審議における自民倶楽部の質問で
「まず減税自治体構想を実施して、積立金を積み立てながら、分に応じた生活をしつつ、将来へのたくわえをする」 
と減税自治体構想実施後は「分に応じた生活」ってのをしなければならないとも語っているからです。認可保育園待機児800人、特別養護老人ホーム待機者1700人の入園、入所の切なる願いなどは「分不相応だ」とでも言いたいのでしょう。

山田区長、累進課税への強い敵意!

 ここら辺から区長が答弁しなくなります。かわって副区長が答弁に立ち、“高額所得者の税金を減らせとは言っていない”というのです。
 なので私は指摘しました。「区長はそう言ってますよ」と…
 山田区長は著書の中でハッキリと「税率は一律にする」「累進課税方式は努力した人を罰する不公平な税制」と明言しているのです。私がこのことを指摘すると区長がまた答弁に戻り言いました。
「年収一千万円の人が100万円払うのと、年収100万円の人が10万円払うのと平等だと思いませんか」 と…
 これ本当に言ったんですよ。前者と後者では負担の重みがまったく違うということがなぜわからないのか。
 年収100万円の人が10万円の税金を取られたらどうなるかさえわからない区長が、“構想実施後は分相応の生活を”というのですから、そら恐ろしいですね。
 区長の狙いをこうした発言の数々から読み取っていただけたら幸いです。

新自由主義が単に名前を変えただけ

 以上見てきたように減税自治体構想は、“予算単年度主義の破壊”と“粗雑な大金持ち優遇政治”という新自由主義の形を変えた姿にほかなりません。まさに減税とは名ばかりです。
 まあ、冒頭「山田区長独特の新自由主義的…」と書きましたが、この表現はカッコよく書きすぎかもしれません。「山田区長の無邪気で、より無秩序な新自由主義路線」と表現した方がいいでしょう。
 こうした人物をまるでリベラルな政治家に描き、「改革の志士」などともてはやす風潮がいつになったらおさまっていくのか…私がこうして伝えるだけで足りるのでしょうか。
(10.3.15)
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