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借金ゼロ政策とは何か��
実は減税自治体構想より怖いそのなかみ…
日本共産党区議団も区債の前倒し払い(繰り上げ償還)は有効性があると指摘してきました。が、しかし…
それはあくまでも利率の高い区債についてです。利率で6%や7%といった高利率の区債が区にはありますが、これなどは早めに返すか、利率の低い区債に借り替えるべきだと指摘してきたのです。しかし区はそれに耳を傾けず、放置してきました。
超低金利の区債を莫大な規模で償還
さて、それでは実際どのような区債が繰り上げ償還されたのか。
例えば2007(H19)年度から2008(H20)年度にかけて繰り上げ償還された150億円ほどの減税補てん債というのがあります。
まあ話すと面倒なので聞き流して結構ですが10年ほど前に行われた定率減税などによる区税収入の減少を補てんするための起債です。つまり国が20年の返済期間で利率はなんと0.6%や0.9%と超低利で金貸しを行ったものなのです。国が自治体に金を貸すとは何ごとぞ!という批判はありましたが、まあ杉並区の将来を脅かす存在ではありませんでした。
繰り上げ償還は損をする!?
区はこの繰り上げ償還によって今後の利息払いを換算して15億円の効果があったと議会答弁しています。
ところがです。この論にマッタをかけたのが区政杉並クラブの太田哲二議員でした。利率が0.6%なら、その繰り上げ償還に当てた150億円をもうちょっと高利率の債券を買うことにあてれば、償還するより儲かっていたじゃないかと…
たしかに。減税自治体構想において、毎年買おうとしている債権は10年国債で利率1.5%…区の論理を使うと、150億円かけて繰り上げ償還したことは区財政にとって、15億の効果どころか数億円規模の損をしたことになります。
建設債にも手をつける…
そして�,任眄睫世靴泙靴燭�、建設債の繰り上げ償還にも手をつけ始めています。学校や区の施設など後の世代と一緒に返還(世代間の公平性の確保)していくための起債である建設債も前倒しで返しちゃうんです。
具体的には2004(H16)年度に起債し、20年で返済するはずたった区立南中央公園(柏ノ宮公園)債や荻窪児童館改築債を来年この借金ゼロ政策のために繰上げ償還してしまいます。つまり、あと14年間の区民で負担するはずだった区債を来年の区民が全部払うことになるのです。
なぜ?
ちなみにいまだに利率で6%以上の債務が区には残っています。これも不思議です。
理屈も道理もたたないこの借金ゼロ政策…やはり「なぜ?」という言葉が浮かんできます。
山田区長の「借金をゼロにした!」というパフォーマンス以外の何物でもないのではないでしょうか。それによって区長の任期内の区民が、大変な負担をすでに負ってきたのが実態ではないでしょうか。この間の介護も保育も足りていない実態は、社会のせいだけにして済むのか…そのことが問われています。
(09.10.29)
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