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議会中継!�� 09一定
太田哲二議員の質問に共感!
区政杉並クラブの代表質問で太田哲二議員が興味深い指摘をしていました。
この区政杉並クラブというのはまあ、一人一人の主張はバラバラでしてどうやって会派を形成しているのか不可思議なところもありますが、太田議員は私的にたまにオッと思わせる質問をしてくれます。
「市場重視主義」と道徳倫理は矛盾しないか
太田議員はまず、いくつかの経済モデルを示した上で山田区長の経済観は「市場重視派」にあることは間違いないと指摘します。
そして区長の編成方針に対して指摘します。違和感を感じたと。それは編成方針の全体にわたって区長が、「今だけ自分だけ」といった「利己的」風潮を批判し、いわば「利他的」な社会が必要だと、道徳や倫理を解いている点です。
そこで太田氏が指摘しました。市場重視主義とは利己的な経済活動が集まってそれによって経済が回ると考えるものであって、根本的に「利他的」な道徳倫理とは矛盾するじゃないかと。
つまり?
たしかに区長は編成方針の中で「自分もみんなも」が大事だと説いたり、国民同士の「共感の輪」とか言って道徳倫理を強調し、「利己心」を否定しています。ところが一方で利己心のぶつかり合いを重視する市場重視主義を尊んでいる…。
つまり、市場経済は弱肉強食でやって(区長は「切磋琢磨」とよく使いますかね)、その利己心の暴走を抑えるために道徳倫理が必要だと説いているのでしょうね。
政治が道徳倫理を語るのはルール違反
それに対して太田区議は明確に指摘します。要約しますと…
道徳倫理が普及すれば世の中全てハッピーになるってのは宗教のやることだ。
どんな学説だろうが−資本主義だろうが共産主義だろうが−道徳倫理がないからうまく行かないとか、道徳倫理があればうまく行くんだ…と。それをいったら政治じゃないんじゃないかと指摘したのです。なぜなら道徳倫理は政治や経済の上位概念だからだと説きます。
なるほど極めて鋭い指摘です。
制度改革こそ政治の任務
宗教化が道徳を解くのは重要だが政治が道徳を説き始めたらダメだと指摘します。それは政治の任務が制度改革だからといいます。道徳倫理を政治の場で説くのは制度改革をしないことの隠れ蓑になってしまうんじゃないか。それどころか不可能を可能にする精神主義一辺倒になっていっちゃう可能性もある…この指摘は重要です。
かつてフランス革命のときも、理性の支配する社会と訴えた革命が、結局ジャコバン派の専制的な政治につながりました。「理性」だとか「道徳・倫理」を説く影で、実際の政治のシステムはあらたな支配層やそれに取り入る政治家の利益誘導体制を作り出していたのです。
まさに政治の任務は、経済モデルについてしっかりと議論し、常にその制度改革を行っていくことにあると私も思いました。
(09.2.18)
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