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学校選択自由制のもと差別選別の装置に
東京都や杉並区がそれぞれ行っている学力テスト。“競争でしか向上はしない”と言い張る区長ですが、どんな実態が広がっているのでしょうか。
答案を返さないテスト
テストを受けたら、採点がされ、それを受け取った子はどこがどう間違っていたのかを復習する…義務教育では当然に行われていることであり、こうして子どもたちはたしかな学力を身に着けていきます。
ところが昨年度に行われたテストでは点数や「関心・意欲・態度」などの評価は返ってきても、肝心の採点済みのテスト用紙が返ってきませんでした。
意欲関心を奪う、ただの「恐怖」
子どもによっては問題と答案が一緒になっていなくて頭が混乱してしまったなど、深く傷つけられた子もしました。塾でやっていた子はできても、塾に通っていない子などには始めてみるようなテスト形式で、実力が全く出せずに終わってしまうのです。
それに加えて重要度の高いテストとなれば子どもにとってはまさに「恐怖」です。
校名をあげての公表
この学力テストの重要度を高めているのは、全校のテスト結果の公表です。
第二回目の杉並区学力テストでは、テストが返ってこないなどの「不備」は現場教師の訴えで改善されましたが、この公表によって子どもへのプレッシャーという最大の問題はなくなりません。
テストの数ヵ月後には結果が公表されるのですが、区内全校の「達成率」というものの平均が出され、各学校がどの位置にいるのかがばっちり公表されてしまいます。
そうなれば当然、学校選択自由制のしかれた杉並区ですから、「達成率」の低い学校は戦々恐々としだします。
それはもちろん子どもへのプレッシャーになっていきます。まさに差別・選別の装置となっているのです。
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