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公安警察 ここまでやるか��

“共産党のビラまき”発見 尾行10カ月
(しんぶん赤旗2/7付)

多額の税金使い違法捜査

 休日に自宅周辺で「しんぶん赤旗」号外などのビラを配っただけで「国家公務員法違反」(政治活動の制限)として逮捕・起訴された社会保険庁職員、堀越明男さん(51)。その事件の公判で公安警察の異常な実態が浮かんできました。

国公法弾圧公判に見る

 この事件は、警視庁公安部が昨年三月、堀越さんを逮捕、東京地検が起訴したもの。堀越さんは休日に、職場と関係のない、自宅周辺でビラ配布していただけです。そんな事例で過去に逮捕・起訴されたことはありません。
 第六回までの公判で警視庁公安部公安総務課の寺田守孝警部と、当時、月島署警備課長代理だった牛濱定警部(現警視庁公安部)の証人尋問がおこなわれました。

プライベートな行動まで細かく記録

 公判に提出された公安警察の「行動確認(本紙注=尾行のこと)実施結果一覧表」は、公安が堀越さんのプライベートな行動まで細かく観察し、記録していたことをはっきり示しています。例えばこんな記載が――。
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 そば屋で一人で飲食。
 演劇「○○」をみる。
 東京駅で百三十円の切符を購入。
 冷凍食品等を購入し自宅に戻る。
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 これらは「国公法違反」という「容疑」にさえ関係のない「捜査」です。

盗撮ビデオ、公判で公開

 公安警察は尾行の際、ビデオ撮影していました。尾行態勢は、平日は二人ほどで、土曜・日曜・祝日は六人から十一人。車はワゴンタイプを使い、複数のビデオカメラをまわしていました。例えば二〇〇三年十月十九日には、車三台と徒歩組の計九人が、五台のビデオカメラを使って堀越さんを追っています。
 公判では、そのビデオ映像も公開されました。
 画面は周囲が暗く、隠し撮りのためカメラレンズに丸くくりぬいた紙などを張っているとわかります。カメラは一定距離を保ち、車道をはさんだ歩道などから堀越さんを映しています。
 ほかの公安警察官の姿も時々カメラの視界に入ります。黒いバッグを肩にかけ、わきをしめて腰で固定しています。

市民も盗撮

 カメラには地域に生活する市民の姿も飛び込んできます。顔まではっきり写っています。無関係の市民もこっそり撮影されているのです。
 尾行は公判で明かしただけでも、約十カ月間、計約四十日に及びました。
 捜査は、はじめから“共産党ねらい”でした。
 発端は、〇三年四月十九日、土曜日の午前九時三十分すぎ。月島署警備課公安係の二人組が、東京・中央区月島のマンションで集合ポストにビラを配布する男性を「偶然」見かけたことでした。公安係はビラに「日本共産党」の文字があるのを見ると、すぐ尾行しはじめました。牛濱警部の指示で尾行が続き九時間以上も張り込みしています。
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