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“小中一貫教育”説明会で大紛糾��
父母の不安や怒りおさまらず
「こんなことで納得できるか!」「さっぱり何をやるのかわからない…」
12月14日(火)・15日(水)と“小中一貫教育”なる区の教育新施策を説明する会での発言です。
このほど区教育委員会は和泉小と新泉小、和泉中の3校で“小中一貫教育”を実施すると発表。しかしその発表はマスコミが先で、父母や議会への報告は後回しにされました。なんと学校の先生たちも知らず、報道を見た父母のほうが教師よりもよく知っているといった状況でした。区は「マスコミにリークされた。本当はさきに父母のみなさんに伝えたかった」と弁明します。
しかし、さらに後に発表が遅れればもっと問題。それというのもなんと来年の4月から実施するという計画だからです。残された時間はわずかしかないのです。父母の意見や現場教師の意見は反映されておらず、多くの問題があると指摘されています。
父母からは次々と批判の意見が出され、「白紙撤回」を求める声も。
説明会の様子を報告します。
「さっぱりわからない」
冒頭、和泉中の校長がこの施策の理念と実施後のプランについて一時間にわたって説明。その間、「すばらしい提案」「優れた教育」「絶対に学校がよくなる」と連発していました。ところが肝心の“実施後のプラン”についてはさっぱりわからない。「まだ決まっていない」と校長自身が話します。
セカンドスクールという施策をやると校長はいっています。体験を重視した中学一年に行う移動教室のようなものです。これについては父母から「それは小中一貫教育じゃなくてもできることだと思う。しかも一年生の4月という不安定な時期に行くそうだが大丈夫か」との質問がでました。これには一切答えられず、“問題のないように努力する”を繰り返すだけでした。
つまり、実施の4ヶ月前を切って、小中一貫の具体的な学校運営がほとんど決まっていないのです。
三菱総研にカリキュラム開発を委託?
これも新聞などに取り上げられて話題になっていますが、この一貫教育の中では「総合的な学習の時間」につかうカリキュラムを現場職員などの意見を一切いれず三菱総研に委託してしまったのです。このことについての説明も一時間ほどありましたが、いくつかの設問が並べられたワークシート(ドリルとでもいいましょうか)をみせられ、“例えばこれを国語の時間の前に15分、あるいは算数の前に15分という形でやる”“これだけでなくいろいろやっていくうちに子どもたちの考える力が身につくんです”といわれました。これを聞いた父母からは「そんなドリルをやって子どもたちの力が本当に伸びるのか」「やってうまく行くか、いかないかわからないものを実験するようなやり方で押し付けるのはおかしい」との声。区はこれに対し「絶対うまくいく」を繰り返しました。
「企業の社員養成に使われていたマニュアル教育が子どもにとって意味を持つのか?むしろ子どもに悪影響はないのか」という意見も。もっともな意見です。今の時代、若い人たちを“人材”でなく“資材”としてしか扱わない大企業の研修が子どもたちの成長に結びつくとは考えにくいのが当然です。そうした不安を払拭してくれる説明はありませんでした。 (つづく)
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