去る五月十四日、小手指公民館分館で「教育基本法『改正』を考える所沢集会」が市民、教職員など約百二十名余の参加で行われました。

　三宅晶子氏（千葉大学教授）が「教育基本法改悪に抗して自由と平和を求める」と題して講演をしました。氏は二人のお子さんがいるお母さん教授で、参加者にやさしく語りかけるような講演でした。

　講演の中で、教育の中に市場原理を導入し、国益中心の人材を育成している行政のあり方を厳しく批判しました。そして、政府は、国を統治する教育を行うために、教育基本法を改悪しようとしており、これまでの教育を根本から覆すものになっていることを、資料をもとに解説しました。

そのあと、フロアから、定時制の統廃合、二学期制の問題点、つくる会の教科書などについての発言もあり、充実した、心にのこる集会でした。