日本共産党所沢市議団と日本共産党所沢市委員会は8月1日、所沢市長に緊急申し入れを行いました

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2006年8月1日

所沢市長 斎藤博様

日本共産党所沢市委員会
委員長 やぎした礼子
日本共産党所沢市議団
団 長  荒川 広

全国教研集会の会場使用と対応についての申し入れ

 全日本教職員組合が8月に所沢市民文化センターで開催を予定している教育研究全国集会の会場使用をめぐって、同施設を管理する所沢市文化振興事業団(理事長・斎藤博市長)が右翼の妨害行為を理由に、使用許可を取り消したことは、憲法が保障する集会の自由を否定するものであり、地方自治体としてとるべき態度ではない。
 また市民に配布した交通混雑のお知らせは、教研集会の開催が交通渋滞の原因とも受け取れる内容で、集会を妨害する右翼の無法な妨害行為を容認する結果となっている。
 さらには800万円もの経費を要して、会場周辺を3メートルの鉄板で囲むなどの過剰な対応は、市民にたいし集会の異様さを印象づけるものとなり、何よりも税金のむだ遣いであり取りやめるべきである。
 地方自治体として市民の安全を守るには、県警の万全な警備を要請するとともに、右翼団体の無法な妨害行為こそ糾弾されるべきとの確固とした姿勢で臨むべきである。
 教研集会では、教育基本法を守り生かす埼玉県をはじめ全国各地のとりくみや、学校づくり、教育や子育てのとりくみが報告・交流され、いきいきとした学校、平和で安心して子どもたちが健やかに育っていける社会のことを話し合うつどいである。
 学力問題、少年事件、教育の格差問題など課題の山積する現代にあって、このつどいは時宜にあったとりくみとしてむしろ歓迎すべき立場でなくてはならない。
 右翼団体の妨害行為を理由に会場使用許可を取り消すことは、結果として右翼団体の認める集会しか許可できないこととなり本末転倒である。
 以上の趣旨を十分参酌して至急改善されるよう強く求めるものである。

以 上

所沢市長  斎藤 博 様

2006年8月1日
日本共産党所沢市委員会
委員長 やぎした礼子
日本共産党所沢市議団
団 長   荒川 広

水泳プールの安全管理について

 昨日、午後、ふじみ野市営大井プールにて事故が発生し、所沢市立小手指小学校2年女児が死亡する痛ましい結果となった。
 日本共産党所沢市委員会、日本共産党所沢市議団は事故の一報を受け、ただちに現場調査を行い事故の内容を確認した上で、申し入れを行う。

 今回の事故は他市での事故であるが、当市民の命が犠牲になったことからも市民心情を充分に配慮し、多くの希望を持った尊い命が犠牲となる事故を二度と起こさないためにも、当市内における水泳プールについては早急に対策を講じるべきである。
 水泳プールにおける安全管理については、現在に至るまで事故が繰り返され、国からも度重なる通知等(平成7年5月26日付文体生111号体育局長名文書等)が送付されている。
 平成7年5月26日付文体生111号体育局長名文書では「プールについても、施設や浄化装置等の付属設備について点検整備を十分に行うこと。特にプールの排水口等に吸い込まれて死亡する事故防止のため、排水口等には、堅固な格子鉄蓋や金網を設けて、ボルトで固定するなどの措置をし、いたずらなどで簡単に取り外しが出来ない構造とすること」とある。今回の事故はこの通知が充分に生かされずに運営・管理されていた結果、起こるべくして起こったと考えられる。
 そこで、次の点を提案し、速やかな改善を求めるものである。

(1)市内における水泳プール(市営プール・小中学校プール・保育園プール) の設備に対して、緊急いっせい点検をただちに行うこと。
(2)いっせい点検終了後、不備が認められる水泳プールに関しては、ただち に補修・改修を行うこと。
(3)未改善の水泳プールに関しては、改善が確実に終わるまで供用を行わな いこと。

以上


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