議会報告会

写真 5月23日(水)午後7時より市役所全員協議会室で、市議会主催の議会報告会が開かれ、小林議員が出席しました。
 参加者は37人で、市外からの参加や他市議会からの視察もありました。前半は、3月議会の報告と質疑応答。後半は4グループに分かれ、市政に対する要望や質問など議員と市民の意見交換が行われました。
 市民の方から新電力会社について「安いのか恩恵はあるのか、何が問題で、修正が出され、原案が可決されたのか」との質問に、議員からは「東電の1Kw当りの定価より安い料金設定、業界の中には30%安い料金設定のところもある。経営が成り立つのか、という問題意識もあり賛否が分かれた」こと、またグループでの意見交換では、「ゴミ焼却発電では一酸化炭素の削減にはならない」等の意見の紹介もありました。
 エアコンについては「全小中学校に無くてもよい」との意見も出ましたが、避難所にもなるということで納得され、他の方からは「設置は全校一斉が望ましい」との意見がでました。
 聴覚障害者の方からは「障害のある人もない人もともに生きる社会をつくる条例」ができたのに、動画に字幕がない」との指摘もありました。
 今年後半の議会報告会は11月ですが、7月7日は『政策討論会』7月28日は『みみまるカフェ』も開催します。

建設環境常任委員会
カルチャーパーク現状把握

 建設環境常任委員会(共産党から荒川議員)は5月22日「所沢カルチャーパーク築造事業」の現状について現地を視察し、委員会で審議しました。
 同事業は1992年度に運動公園として都市計画決定しました。
 その後、97年度にオオタカの生息が確認されたため、99年度に運動公園から自然環境保全型の総合公園に都市計画の変更をしました。
 変更後、総面積は25・7ヘクタールと変わらず、総事業費は340億円から130億円に縮小、当初の計画にあった多目的体育館(屋内温水プール50メートル含む)、野球場、多目的運動公園は取りやめ、管理・作業棟、原っぱ広場、キャンプ場、デイキャンプ場、炊事場、体験畑、多目的広場、保護・自然観察林、修景池、駐車場等、が主な施設です。

用地取得率は九二%
平成三四年度完成に赤信号

 22年度完成には、残る9名の地権者の同意が必要ですが、2名を除き「売却するなら相続時」「価格差がある」「売却するなら最後にしたい」等の理由で見通しが立たない現状が市の担当から報告がありました。
 委員会の審議では、残る地権者に対して、22年度完成のためには逆算していつ頃までに売買契約を結ばないと間に合わないか、契約締結されない場合は一旦売買交渉を休止し、現状の取得面積で23年度開園に間に合わせることなどを示すこともやむを得ないのではないか等の発言が相次ぎました。
 こうした意見に対して市の担当者は未取得用地に計画されている施設を、既存の取得用地に変更することも検討していることを明らかにし、委員の意見についても検討を約束しました。

*カルチャーパークの地図

子どもたちの幸せと明るい未来を
所沢母親大会

 5月27日コープ・プラザで第56回所沢母親大会が開かれ、市議団から来賓として城下のり子市議が全体会に参加しました。
 母親大会は1954年アメリカの水爆実験で第5福竜丸が死の灰を浴びたことをきっかけに「核戦争から子どもの命を守ろう」と母親たちの熱い願いから始まりました。
 大会実行委員会代表の挨拶では「命を生みだす母親は、生命を育て、守ることを望みますをモットーにこれからも取り組みます。所沢市はこれまで大会開催を後援してましたが、今回は断ってきました。とても残念です。」と56年の歩みをのべられました。
 午前中に開かれた子育て教育の分科会からは、一般保育士の処遇改善や公立保育園給食の民間委託後の課題、小・中学校のエアコン設置や学童保育の過密化などについて報告がありました。社会福祉分科会からは、介護職員不足による施設の現状や高齢者の免許自主返納後の課題などについて切実な声があがりました。平和の分科会からは、憲法改悪や国民投票、米軍所沢通信基地の東西連絡道路についてなどの現状報告と問題点が指摘されました。
 後半は、白神優理子弁護士による「日本国憲法はみんなの希望」の講演がおこなわれました。

米軍所沢通信基地
出前講座に130人

 5月26日(土)基地問題を考える会主催の出前講座(市職員が出向いて市政の講義を実施)が並木まちづくりセンターで開かれ、130名の方が参加し矢作議員が出席しました。
 市基地対策室職員から、1911年(明治44)所沢飛行場開設、1945年(昭和20)米軍基地となった歴史。昭和42年3月12日には新井萬平市長を先頭に基地返還の4115人の市民デモが行われたこと、現在工事中の東西連絡道路整備事業、基地内のアンテナや建設予定の道路の概要が説明されました。
 参加者からは「市は今回の工事で基地機能強化ととらえないと言うが、基地が固定化するのでは」「子や孫の代でなく今返還を求めたい」「市民デモを記念した取り組みを」「米軍管理道路内で事故があった場合どうなるのか」「夜間含めヘリコプターの飛来が多く騒音がひどい。低空飛行は違法ではないか」「米軍が物を落とした場合、日本の捜査権が及ばないのでは」と、次々に質問が出されました。
 最後に「41年前横浜で米軍機が墜落し、幼子2名が亡くなりお母さんが苦しい闘病生活の後亡くなった。こうしたことが2度と起きないように、『基地全面返還は市民の願い』を実現したい」と主催者からあいさつがありました。

無料法律生活相談会

6月23日 (土)(要予約)

午前9:30〜11:30
中央公民館1階学習室3号
小林亮淳弁護士

担当議員 小林 澄子
090−9974―6267

主催 日本共産党所沢市議団