減塩で健康寿命日本一めざす 志木市

写真 健康福祉常任委員会(平井・小林)議員は志木市に視察し「健康で長寿を目指すまちづくり」を学んできました。
 志木市は人口7万人高齢化率23・8%ですが、所沢市の高齢化率はより高く26・6%です。
 志木市では今後は急速な高齢化を迎えるとして、健康づくりをめざし「みんなで進める健康寿命日本一のまちづくり」を進めています。
 志木市は市民の死亡原因や疾病のリスクを分析。その結果、心疾患総数、脳溢血疾患が全国より平均を上回り、男性は脳血管疾患総数、脳梗塞、女性は心疾患総数、急性心筋梗塞の死亡率が高い状況でした。国保の特定健康診査結果でも男性は血圧が国・県を上回っておりHbA1c(注)においても男女ともに国・県を上回っており医療費の増大も推測されました。
(注)HbA1c値
(ヘモグロビン・エーワンシー)とは、健康診断において、糖尿病である可能性の是非を判別する数値

おいしく減塩!
「減らソルト」プロジェクト

 このような志木市の特徴を踏まえて「おいしく減塩」をめざし、赤ちゃんから高齢者まで切れ目のない推進をしてきました。
 幼児期は子ども家庭課が、公立保育園での月1〜2回の減塩食の実施、保育園で提供する汁物の塩分チェックの実施。
 学童期は学校教育課が、市内小学校・中学校での月1回の減塩給食の実施、栄養教諭の減塩教育を実施。
 一般成人には、健康政策課で市内公共施設5か所に自動血圧計の設置、国民健康保険・集団健診に、推定摂取食塩検査の実施、健康増進センターでは、市民への減塩教育を行ってきました。
 今後の課題は、◇減塩→「おいしくない」のイメージの払しょく
◇市民への減塩の必要性を広く周知、特に若年層への働きかけ◇減塩をどう「見える化」し、評価方法をどうするか、があります。

健康寿命のばし
マッスルプロジェクト

 40才以上対象には「健康寿命のばしマッスルプロジェクト」を展開しました。
 これは生活習慣の改善をめざした「いろは健康ポイント」事業と、減塩する大切さや身体機能の改善をめざした「健康になりまっする教室」の二つの事業から構成されています。
 「いろは健康ポイント事業」は、参加者には活動量計を無償貸与し歩数や体組成など測定した数値や、健康増進につながる行動した場合ポイントを獲得でき、地域の商品券と交換できるので、多くの市民が参加しています。
 「健康になりまっする教室」は、歩くことや筋力アップトレーニング、食事コントロールなどの三位一体の事業。
 「健康寿命のばしマッスルプロジェクト」では、参加者の腹囲は平均1・1pの減など目に見える効果が現れています。

医療費削減の効果

  その結果、参加者の医療費は27年度では「健康ポイント事業」で一人当たり4万7千円、「健康になりまっする教室」では6万円の医療費削減効果がでたということです。
 当市でも参考にすべきだと思いました。

国の進める公会計改革
受益者負担の懸念指摘

総務経済

 4月27日(金)に総務経済常任委員会が開かれ、城下のり子市議が委員として参加しました。
 今回は国が進める公会計改革について、所沢市の現状について財政課から説明を受けました。
 国は2014年度に統一的な基準を公表し、地方公共団体に発生主義・複式簿記の導入と固定資産台帳の整備など、財務書類等の作成を要請しています。
 その目的として、住民や議会などへの説明責任の履行や財政の効率化・適正化、また財政運営や政策形成上の基礎資料として、資産や債務管理、予算編成、政策評価等に有効としています。
 当市でも固定資産台帳など各所管課で整備しているものを管財課で集約化し、公表しています。
 質疑では、統一基準による財務資料作成にかかる事務負担などが出され、担当からは「国も事務負担増を課題としている」との説明がありました。
 城下市議は「こうした背景には、財政の効率化を理由に公会計に企業会計の考え方を持ち込み、独立採算性や受益者負担のあり方など、新たな市民負担増に誘導する側面もあるのでは」と指摘しました。
 5月17日には、委員会として習志野市を視察する予定です。

平成30年度第1回
  所沢市高齢者福祉計画推進会議

5月17日(木)午後3時30分〜
会場 市役所604会議室
(公開)地域包括支援センターの運営状況など

 

平成30年度第1回
子ども・子育て会議

5月29日(火)午後1時30分〜
会場 市役所 全員協議会室
(公開)教育・保育施設等の利用定員等について

 

議会報告会

主催 所沢市議会

☆5月19日(土)午後2時〜 

 吾妻まちづくりセンター ホール

(党市議団から矢作議員出席)

☆5月23日(水) 午後7時〜

所沢市役所 全員協議会室

(党市議団から小林議員出席)

☆内容 3月定例会報告等

     *ぜひご参加ください

 

無料法律生活相談会

5月27日 (日)(要予約)

午前9:30〜11:30
中央公民館1階学習室1号
小林亮淳弁護士

担当議員 荒川 広
090−2660−5883

主催 日本共産党所沢市議団