オスプレイ配備は許さない!所沢駅集会

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伊藤岳党県民運動委員長・柳下県議と党市議団
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 4月14日、所沢駅東口駅で「ノーオスプレイ!緊急アクション」の集会が開かれました。
 所沢、狭山、入間、飯能、日高市など5市から150人を超える市民があつまり、リレートークを行い党市議団も参加しました。
 県平和委員会の二橋さんは「予定の一年以上も前倒しの4月5日横田基地に特殊作戦機CV22オスプレイ5機が配備された。しかも米国から日本政府へは3月16日に知らされていたにも関わらず、自治体になんの報告もせず、突然の配備は自治権を侵すものだ」と怒りを込めて訴えました。
 オスプレイは米海兵隊MV22の沖縄県での事故や各地で墜落事故やエンジンの不具合による緊急着陸を繰り返している欠陥飛行機でもあります。
 そもそもオスプレイは、敵地奥深く特殊作戦部隊を投入する攻撃、侵略戦争の先兵として危険なものです。
 そのような危険な戦闘機を住民の暮らす密集地で訓練するなど許されないことです。
 続いて柳下県議は、4月10日に県平和委員会が上田知事に対して党県議団も同席し、オスプレイの飛行中止の申し入れを行ったことを報告しました。
 この集会中も米軍戦闘機FA18が爆音をたてて飛行しました。オスプレイが配備されると日常的に所沢の空を飛び回ることにもなります。
 国会から駆けつけた塩川衆院議員は、アメリカは英仏と共にシリアを軍事攻撃したことをについて次のように訴えました。
 「国連決議もアメリカ議会の承認もないままに強行されたことで世界からの批判が高まっているが、安倍首相がすぐ支持すると表明した。オスプレイの横田配備や隠ぺい問題と合わせ、米国・トランプ言いなり、思考停止の安倍政権にこれ以上政治を任せるわけにはいかない」と強調すると、市民からは「オスプレイ来るな」のコールがわき起こりました。

議会報告会の予定

5月19日(土)
     午後2時〜

☆吾妻まちづくりセ ンター ホール
 (矢作議員出席)

☆5月23日(水)
     午後7時〜

☆所沢市役所
 全員協議会室
 (小林議員出席)

☆内容
 3月定例会報告等

無料法律生活相談会

4月28日(土)(要予約)

午前9:30〜11:30
中央公民館1階学習室3号
小林亮淳弁護士

担当議員 荒川 広
090−2660−5883

主催 日本共産党所沢市議団

市長に申し入れ

オスプレイ配備許すな

 写真党市議団は4月16日、柳下県議と一緒に市長に対し「CV22 オスプレイの米軍横田基地の配備撤回を求める」ことの要請を行いました。
 冒頭、柳下県議は「政府にはすでに配備の通知が来ていたにも関わらず、関係自治体に知らせないことで羽村市など抗議の声が上がっている。さらに入間、飯能、日高市長などが3市長連名で抗議と情報提供の要請文書を送った」と話し、当市としても抗議することを求めました。
 対応した経営企画部長は「私達も大変困惑している、国に対しては情報提供を再三求めていたところである」と答えました。
 さらに4月3日には、北関東防衛局に「オスプレイの横田配備については事前に国の責任において配備及び運用に関する具体的内容や安全性について、関係自治体及び住民の理解が得られるよう充分な説明を行うこと」などの口頭での申し入れを行ったことを明らかにしました。
 また、平井議員は三市長が抗議の申し入れ行動を行っていることから、米軍基地を抱える当市としても口頭だけでなく、文書での申し入れをすべきだ」と訴えました。
 課長は「3市は飛行ルート自治体であり、当市とは事情が違う。8月に開催される埼玉県・基地対策協議会レベルでの抗議要請を行うつもりだ」と答え、所沢市としては文書での要請をしない意向を示しました。

党市委員会の申し入れ文書

 在日米軍は4月3日、2019年10月〜2020年9月に配備を延期するとしていた米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイ5機を今年の夏ごろに横田基地に配備すると一方的に発表した。
 さらに、今後数年間で段階的に10機のCV22と約450人の人数を横田基地に配備するとしている。
 配備に先立ち、先週後半から訓練の為に横田基地に一時的に立ち寄りを行うとし、4月5日突然横田基地に配備された。
 在日米軍は、CV22オスプレイは「運用面でも優れた安全性を持っている」としているが、欠陥機オスプレイは、一昨年12月の沖縄県名護市沖の墜落事故の記憶も新しく、最近でも昨年8月のオーストラリアで3人が死亡した墜落事故、9月にはシリアで墜落し、機体が大破する事故を起こすなど重大事故が相次いる。米海兵隊のMV22オスプレイの10万飛行時間当たりの重大事故(クラスA事故)率は、昨年9月30日時点で3.27となり、米軍普天間基地配備前の公表値(2012年時点)の1.7倍に増え、海兵隊機全体の事故率も上回っている。
 特殊作戦機であるCV22は、MV22と比べてもさらに過酷な訓練を行うため、危険は一層高まる。
 在日米軍機は、落下物事故や不時着など、この1年間頻繁に重大事故を発生させている。横田基地にCV22オスプレイが配備されれば、関東全域で危険な訓練が行われることになる。
 所沢市上空でもオスプレイの飛行は確認されており、米軍から事前の通知もない中、市民の命と安全・安心をいっそう脅かすもので絶対に許されない。
 よって、今回のCV22オスプレイの飛来・訓練、配備増強の計画については、市として周辺自治体とも共同し、日本政府及び在日米軍に対して、撤回を求めるよう強く申し入れる。