日本共産党の議会報告





イラスト 格差社会が広がり当市でも国民健康保険税や介護保険料の滞納者は増えています。一方、中央公民館周辺の再開発には「広場」用地を時価の2倍の予算で購入するなど、むだともいえる税金の使い道が明らかになりました。日本共産党が求めてきた小中学校普通教室へのエアコンや家庭保育室への人件費補助金などが実現しました。

所沢小・中学校に増築される
普通教室にエアコン設置


 飛行機騒音地域では窓を閉めると教室は三〇度を超える暑さで授業に集中できません。。それでも市教育委員会は、「教育的視点」を理由に、エアコン設置を拒み続けてきました。昨年日本共産党市委員会は署名に取り組み、市長に申し入れを行いました。今回、所沢小・中学校の増築に伴い、普通教室にエアコンが設置されることになりました。今後は、航空機騒音のひどい地域から順次設置する方針です。

ヤンググキャリア・・ナビゲーション設置

 若者の雇用問題が深刻です。市議団が取り上げてきた若者の相談窓口が、ラーク所沢に開設されました。専門家に、若年労働者キャリア形成支援など相談することができます。

無認可
家庭保育室への補助金


 無認可保育室(十四カ所)に月十万円の人件費補助がつきました。以前から市議団として、保育士の複数配置をもとめてきたものです。

DV被害者への一時保護

 ドメスティックバイオレンス(DV)被害者をビジネスホテル等で一時的に保護することができるようになりました。(県内初めて)

商業振興条例
商店街の活性化

 大規模店舗の進出にあたって、設置者が生活環境を守るために、適正な配慮を求めることや商店会への加入を促進する理念条例です。やぎした礼子さんや市議団がプロペ商店街役員などと懇談し、市議団がかねてより要望してきました。


介護保険料
月500円の値上げ

 介護保険料の改定で、保険料第四段階(住民税本人非課税者)の年間保険料が、3万5832円から4万1832円に値上げされました。
 保険料が納められない方が四年前と比べ四倍を超えており、市議団は減免制度の充実を求めました。これまでの保険料が2005年度末で3億3000万円も残っており、この基金で値上げ幅を押さえるこができます。(値上げ条例に反対は共産のみ)


国民保護計画
米国の戦争に保護の名で市民を動員

 有事法制に基づき、武力攻撃に備えるためとして「国民保護計画」を市が策定しますが、その「協議会」設置条例が提案されました。これは地方自治体や地域や住民が直接関わるものです。計画や訓練などで平時から戦争の準備が進められ、米軍と自衛隊による海外派兵に自治体や住民が動員される懸念があります。この法案には34人中、14人の議員が反対しました。

(「市議会報告」2006年5月号から)