こんにちは 矢作いづみです

2021年12月議会報告

やさくいづみの議会報告

写真

 12月8日は太平洋戦争開戦80年目でした。
 戦争を体験した方々は異口同音に「戦争だけは絶対にダメ」とおっしゃいます。
 戦争体験者から直接お話を伺える私たちが、次の世代にしっかり平和を引き継いでいかなければならないと思っています。
 岸田首相は、敵基地攻撃能力の検討も必要と言い始め、改憲にも前のめりです。平和憲法9条を変え、日本が戦争に加わる事のないように、声をあげ行動していく決意です。

国民保護計画
改訂素案について

 『国民保護に関する所沢市計画』改訂素案が検討されています。その内容は、NBC(核・生物・科学兵器)による武力攻撃災害への対応訓練、広域にわたる避難訓練、地下への避難訓練等、武力攻撃事態等の特有な訓練を人口密集地等で実施と、実現不可能と思われる内容が含まれています。
 危機管理監は「国の法律等に基づいて策定。概要版やホームページ・出前講座・研修などで市民等に周知していく」等と答弁しました。
 市長には、政府に平和外交への努力を求めることを質問。市長は「計画は万が一を想定して外部からの攻撃に対して効力を発揮する為のもの。テロは起こってはならないし起こってほしくない。国は外交上の努力をしており、どちらも平和維持のために必要」等と答弁しました。

米軍ヘリコプター
飛来中止を

 11月23日、米軍普天間基地のMV22オスプレイが住宅地に金属製水筒を落下。30日は米軍三沢基地所属のF16戦闘機が緊急着陸直前投棄した燃料タンクが、市街地国道脇で発見されました。米軍機からの落下物は後を絶たず、市内での米軍ヘリ訓練は常態化しています。市民の安心・安全を守るため、市として低空飛行訓練の中止を求める事を質問。部長は「毎年埼玉県基地対策協議会を通じて国に要望している。市民生活に影響が大きいと判断すれば考えていく」と答弁。今後の基地全面返還に向けた取り組みは「基地対策協議会の中で、新たな方針を協議している」と答弁しました。

障がいのある人もない人も
ともに生きやすい所沢に

 視覚障害のある方から「所沢駅多目的トイレの大きいベッドにつまづいた。車止めの無い歩道や縁石が飛び出た横断歩道は歩きにくい」と声が届きました。
 『所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例』施行から3年目。だれもがくらしやすい所沢にするための障壁の除去や、合理的配慮について質問しました。
 部長は「補助事業では、筆談ボードや点字メニューを作成し、スロープ工事等を実施。出前講座・研修に取り組んだ。障害のある方の声に耳を傾け、事業者・市民に合理的配慮などの理解を求めていく」等と答弁。
 駅多目的トイレの件は「すでに市から、西武鉄道を通じて所沢駅に情報共有をはかっている。今後も合理的配慮を求めていく」との答弁でした。

介護軽度者への支援について

 介護認定確定前や病気やけがなどで、ゴミ出しや買い物など一時的な援助が必要な高齢者への支援を質問。部長は「計画に沿って、民間事業者やボランティアの支えあいによって、地域の課題は地域で解決出来るよう支援する」等と答弁。同じサービスが届く為には、市の支援が必要です。

学童保育の充実を

 大規模・狭隘化が課題の放課後児童対策事業について、条例基準の遵守や老朽化した施設の改善などを求めました。
 部長は「民設民営学童の増設や、学校施設弾力的運用(夕方から学童保育室として使用)で大規模が解消されてきた。71人以上の学童は現在3クラブ。老朽化した施設は修繕で対応する」などと答弁しました。