東京五輪、開催していいのか？
狭山市内小中学生はどうなる？
会見する志位委員長
東京五輪の東京・埼玉・神奈川・千葉・北海道・福島などでの競技は無観客となることが決まりました。東京都に対する、新型コロナ感染拡大での４度目の緊急事態宣言の発令に伴い発表されました。
無観客か否かは問題外!!
日本共産党の志位和夫委員長は７月８日の記者会見で、「緊急事態宣言のもとで、五輪・パラリンピック開催などとんでもない」。五輪について「無観客かどうかを議論しているが、無観客かどうかが焦点ではない」と指摘。無観客でも五輪・パラリンピックを開催すれば、６万８０００人の外国人が来日し、ウイルスが持ちこまれる危険が生まれるとともに、矛盾したメッセージを発することで国民の感染抑止の協力を得られなくなる。宣言を発令しても実効あるものにならない」と述べました。
世界34ヵ国の看護師らの組織が加盟する世界看護師連盟もＩＯＣのバッハ会長と菅総理に中止・延期を求める書簡を９日付で送付しています。
埼玉県内の会場は４種目４会場
埼玉県内では狭山市・川越市に跨る霞が関カンツリー俱楽部でのゴルフ、さいたまアリーナのバスケットボール、埼玉スタジアムのサッカー、陸上自衛隊朝霞訓練場の射撃と４種目が予定されています。この４種目とも無観客での開催とすることが決定されました。しかし、無観客であるから安全を確保できるわけではありません。
東京２０２０学校連携観戦チケット
東京五輪・パラリンピックで、競技会場のある自治体などの児童・生徒たちに割り当てられているのが「学校連携観戦チケット」です。
このチケットは狭山市にも割り当てられています。日本共産党の大沢えみ子市議が資料要求して得た情報では、狭山市が市立の小学校、中学校にチケットの希望をとったところ、６つの小学校と７つの中学校から希望がありました。
内訳は、左上の表のとおりで、小学校８４６枚、中学校９５６枚、他に市長と市長の随行者で50枚。合計１，８５２枚です。
小中学生の観戦、狭山市不明
狭山市は７月９日に「狭山新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催していますが、その会議では「連携観戦チケット」の扱いは、中止又は実施について方針化されていませんし、12日の時点でも確認したところ決定されていません。
日本共産党は市民派無所属の田中寿夫議員とともに、小中学生のオリンピック観戦の中止を求める要望書を提出し、７月５日にも懇談し、改めて中止を要請をしています。
