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5・30オール埼玉総行動 埼玉の先駆的な取り組み光る
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 5月30日、第10次となる「オール埼玉総行動」が開催されました。新型コロナウイルス感染症への対策として、北浦和公園での中央集会と合わせ、県内13箇所でのオンライン開催や、宣伝行動が行われました。
 北浦和公園では、小出重義実行委員長の挨拶に続き、埼玉弁護士会会長の高木太郎氏、連合埼玉事務局長の平尾幹雄氏、埼労連事務局長の 宍戸出氏がそれぞれ挨拶。
 集会の後半では、立憲民主党、日本共産党、国民民主党、社会民主党、れいわ新撰組の代表がそろって挨拶を行いました。 この日のゲストスピーカーは、日本体育大学教授で、憲法学が専門の清水雅彦さん。安倍政権から菅政権に続く、憲法無視の政治を鋭く批判するとともに、埼玉の先駆的な取り組みを高く評価しました。

 憲法学の授業なら「不可」

 集会のテーマでもある「立憲主義」。近代市民革命は、権力者が悪さをしないように憲法を作り「法の支配」を確立しました。清水氏は「憲法は権力者を縛ることはもちろん、現代では、ナチスの経験から『多数派の暴走も縛る』のが目的になっている」と指摘。
 集団的自衛権の行使容認、人権侵害の機密保護法、監視社会を作るデジタル法など、「反憲法」の法律を作り続けた自公政権に対して、清水氏は「私の授業なら『不可』を与えます」ときっぱり。
 安部政権では解釈改憲、立法改憲に続き、法制局長官任命、最高裁人事など「人の支配」「官僚の人事統制」が行われてきました。安倍政権を「継承する」としてはばからない管政権でも、学術会議の任命拒否などが行われています。
 清水氏は、「『人の支配』を廃止し、『法の支配』を取り戻さないといけない」と主張しました。

「労組と市民と野党」の共闘
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 この間の野党共闘について、清水氏は「正確には、労組と市民と野党の共闘だ」と指摘。
 2014年の「戦争させない!9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の立ち上げから、労働組合や政党に働きかけてきた経緯を語り、「統一行動を積み重ねる中で、労組が共闘できるようになった。別々に開催していた憲法集会も2015年から統一で開催するようになり、これに民主党も参加。社民党や共産党の党首とも手をつなぐ機会ができるなど、様々な分野の方も参加しやすくなり、野党共闘が実現することなった」と述べました。
 野党共闘の取り組みは全国各地で行われていますが、難しいのは労働組合の参加です。しかし、埼玉では連合と埼労連、弁護士会までが一緒になって行動を行っています。
 清水氏は「私は講演の際、必ず埼玉の取り組みを紹介している。まさに日本の最先端であり、誇りに思って良い」と高く評価。 さらに「共闘は簡単ではないが、『敵は誰なのか』を見誤ってはいけない。権力を取るために一致団結しているのが自民党。野党は残念ながら分裂を繰り返し、マイノリティーになっていることを自覚しなければならない。国会で多数にならなければ法律は作れない。多数を取って新しい政治を作らなければならない。本気の『労組と市民と野党の共闘』を作り、立憲主義と法の支配を取り戻そう」と呼びかけ、会場からは大きな拍手が寄せられました。
 埼玉9区(飯能会場)では約50名が参加。狭山、入間、飯能、日高、毛呂山、越生から各代表が挨拶し、集会後、感染対策を行いながら、飯能駅から市内商店街へパレードを行いました。
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