狭山市議会基地対策特別委員会
北関東防衛局＆入間基地に要請
入間基地で要望に対する基地側(右)の答弁に耳を傾ける基地特委のメンバー(左)。手前左側は猪股嘉直委員。
狭山市議会基地対策特別委員会（以下「基地対策委」と称す）は、８月７日防衛省北関東防衛局と航空自衛隊入間基地への要望活動を行いました。この要望活動は、基地対策委のメンバー全員と狭山市議会議長が直接北関東防衛局（以下「防衛局」と称す）と入間基地に赴き行うもので、市民の声等をもとに毎年おこなっています。
21項目の要望に前進的答弁なし
今年度も①航空機騒音に対する防音工事 ②基地周辺整備 ③基地運用 ④安全飛行及び基地の安全管理 ⑤基地交付金、調整交付金 ⑥オスプレイ 等に関する21項目の要望を提起しました。
北関東防衛局も入間基地も前進した答えはなく、「困難」「伝える」がほとんどで、項目により一部「検討する」という答弁があるだけでした。
猪股委員、ＮＨＫ受信料補助を
日本共産党の猪股嘉直委員は、「ＮＨＫ受信料補助の継続を」と求めましたが、「２０２４年には受信料の補助の制度をやめる」と答弁しました。
猪股委員は要請の終了後に直接、局長に対して再度申し入れましたが、「ＴＶの音が騒音で邪魔されないように、防音工事をしっかり行うのでご理解を」との答で、引き続きの要請が必要です。
また、「基地内の雨水処理をしっかり行い、狭山市住民の生活、農業等に影響を及ぼさないように」と求めましたが、雨水対策でも、広大な基地の中に「１ヶ所の調整池を造った」との答弁で、納得のいく内容ではありませんでした。
入間基地への要請で猪股委員は、自衛隊病院建設、災害対処拠点整備の工事見学が市民にも議会にも行われていない状況であり、早急に機会をつくる事を求めました。
