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「狭山市公共交通」第二報

狭山の公共交通 まだまだ問題山積
狭山市役所に停車する茶の花号。今の計画では、この風景も11月一杯で見納めになります。
狭山市役所に停車する茶の花号。今の計画では、この風景も11月一杯で見納めになります。
日本共産党の猪股嘉直議員の「公共交通」に関する一般質問の続報。本紙1289号(9月23日付)では、「茶の花号の運行には国から8割の補助(交付税)があり、もっとバスの台数を増やし、利便性の高いものにできる」「市役所に向かうルートがすべてなくなる」など、問題点を指摘しました。

昨年度から継続して開催されてきた狭山市公共交通会議での茶の花号運行ルート見直しの要点には「路線バスと循環バスの運行ルートの重複を回避する」という項目があります。

水富・柏原・奥富ルートで影響

 そのために、@水富循環コースの稲荷山公園北〜稲荷山公園駅〜狭山市役所の部分 A柏原循環コースのすべて B奥富循環コースの新狭山駅北口〜前田が廃止となります。
 結果として、狭山市役所に停まるバスが一台もなくなります。

特別乗車証制度を路線バスにも

 路線バスとの重複回避によって、もう一つ問題があります。 茶の花号の乗車運賃は一般利用では距離に応じて100円〜300円です。障害者手帳を持っている方と未就学児は無料、小学生50円、中高生100円、70歳以上の高齢者は特別乗車証を発行して100円です。
 しかしこれは茶の花号の利用だけで、民間の路線バスには制度はありません。ところが、民間の路線バスとの競合を避けると言うことで、茶の花号の運行ルートがなくなり、通常の一般利用と同じ料金を支払わなければなりません。
 日本共産党市議団はかねてからこの問題を取り上げ、狭山市の負担で民間バスにも適用をするよう求めてきましたが、猪股議員は改めて民間の路線バスにも同制度を適用するよう求めました。

運賃は実質値上げに

 猪股議員の一般質問では取り
上げませんでしたが、今回の茶の花号見直しで運賃の体系も検討されました。
 中高生の料金を100円から路線バスなみの大人料金にすること、70歳以上の特別乗車証を75歳以上に引き上げることも確認され、今年の12月から実施する予定であり、事実上の値上げです。

入間市との連携、使えるものに

 猪股議員は入間市との相互乗り入れの問題も取り上げ、「使い勝手のいいものに」と指摘しました。
 入間市との乗り入れでは「入曽西循環コース」「水富循環コース」がありますが、特に「水富コースはさらなる検討が必要だと主張しました。
 水富コースは笹井地域から入間市に入り、野田モール(スーパー大型店)でUターンするコースです。市はスーパーで買い物ができるメリットを強調しますが、地元の笹井地域の要望はスーパーでの買い物よりも、西武池
線への乗り入れです。
 西武バスとの競合で稲荷山公園駅への発着がなくなり、要求はさらに強いものになりました。
 野田モールで入間市の循環バス「てぃろーど」に乗り換えれば入間市や仏子駅に行けるとしていますが、連絡もうまくできていません。 仮に買物での活用を考えても帰りのバスとの間には105分から150分もあり、不便です。

国の8割負担を活用し、
予算の増額でさらに見直しを!!


 狭山市は公共交通会議での運行ルート見直しを「予算は4千万円以内で」を大前提としました。4千万円は見直し前の予算と同じです。そのために、十分な見直しができなかったと考えます。4千万円のうち国が8割を特別交付税で交付していることも猪股議員の質問で明らかになりました。
 予算を増額し市民の声を十分に反映した見直しに早急に手をつけるべきです。


野田モールに到着する予定時刻

入間市てぃーろーど @ 9:36 A11:11 B12:51 C14:21 D15:56
 E17:36 G18:56
狭山市茶の花号   @10:21 A12:50 B14:35




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