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狭山市国保税、平均12%の引き上げ
  「こんなの払えねーヨ」の悲痛の声
記者の自宅に、市内在住のAさん(水富)から電話。飛び込んできたのは、「こんな国保料、払えねーヨ」との嘆きの声。
 Aさんは1回の国保税の支払額が「6千円以上、上がっちゃった」というのです。
 記者は翌日、Aさんの自宅を訪問し、詳しく話を伺いました。
 Aさんは年齢70歳、奥様と娘さんとの3人暮らし。収入はAさんの年金、奥さんのパート収入、娘さんの所得です。娘さんが務める会社には社会保険がありません。
 したがって、国保税は3人世帯にかかっています。

年間約5万円、17%の増税

 Aさんの話では、昨年度は1回の支払額が初回は36,500円、2回目から8回目までは36,100円で、合計289,300円。ところが今年は1回の支払額が42,300円で合計338,400円にもなった。
 1回あたり6,200円の増額。1年間で49,100円、約17%の増税です。
 Aさんと奥さんは、「どうやって支払っていいのか途方に暮れる」と記者に訴えました。

減免制度に基づき、市と相談を

 記者は日本共産党市議団が、国民健康保険税の減免制度の改善を求めてきたことも功を奏して、今年の3月の市議会で減免条項に新たに「特別な事由がある者という規定が設けられた(本紙7月17日付1180号で既報)」ことを説明し、市役所保険年金課への相談をすすめました。

一般会計からの繰り入れ
   2億円減額したために


 何故これほどの増税になったのか。昨年の12月議会で日本共産党、かがやき、無所属の合計6人以外の保守会派や公明党議員の賛成多数で国保税の値上げ案(平均12%値上げ)が可決され、小谷野市長の初めての予算編成で具体化されました。
 日本共産党の大沢えみ子議員は議案に反対する討論で「(国保の)財源不足が見込まれるとのことだが、その大きな要因は、市として一般会計からのその他繰入金を2億円も削減するからだ。(中略)今回は法定減免が拡大された分として、国からの補助金が2億円増える。狭山市として、一般会計からのその他繰入金をそのまま継続し、総額14億円の繰り入れを行えば、ここまで大きな税率の引き上げは必要ない」と指摘していました。

引き落とし額、天引き額は?

 記者はAさんからの連絡に感謝するとともに、Aさんが国保税を銀行からの引き落としにしないで直接銀行の窓口に出向いて支払っているから「痛みを直接感じるんだね」と話し、「自分もそうしている」と伝えました。「引き落としの方や年金からの天引きをされている方は、引き落とし額や天引き額を調べる必要がある」ことも痛感した一件でした。

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