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議会報告
狭山市民オンブズマンの「選挙公営ポスター印刷に関する質問状」について
 狭山市オンブズマン(代表幹事 田中寿夫氏)から「選挙公営のポスター印刷に関する公開質問状」が「狭山市議会議員政治倫理規定第3条」に基づき、狭山市議会の議長あてに提出されました。この中で、同オンブズマンはほとんどの候補者(現職議員を含む)に5点にわたって質問をしています。いずれも昨年4月に行われた市議会議員選挙でのポスターの印刷費用についてのものです。
 ポスターの印刷費用はオンブズマンが添付した資料でも明らかなように公費負担の規則に決められた範囲内で、違法ではありません。
 また、オンブズマンには規定により、審査請求の権利がありませんので、狭山市議会はオンブズマンに対して以下の回答を行いました。

 平成28年4月21日付けの標記公開質問状にについて、お答えします。狭山市議会議員政治倫理規定第3条に規定する倫理規範に疑いがある場合の審査請求は、同規定第4条に基づき、議員により請求されるものであり、市民からの審査請求を想定しておりませんので、ご了承いただきますようお願いいたします。

 オンブズマンの質問状には、日本共産党狭山市議団に対しても(「2011年と15を比較して、単価が385円多いのは何故か」)との質問があったため、党議員団は、ポスターを作製した「あかつき印刷梶vに依頼し、オンブズマンへの回答を取り寄せ、狭山市議会事務局に提出しました。
 回答の概要は以下の通りです。

 今回のポスターは企画段階から、いつも以上に良質の物を作ろうと、デザインについても複数の提案をするため、数パターン校正紙を用意し、校正の回数も増えました。同時に印刷前の写真を切り抜き、画像補正の作業、より忠実な色を出すための本機色校正も行いました。用紙は今回、ユポタック紙での印刷としましたが、紙自体が11年度使用の通常のユポ紙よりも割高な事と印刷も通常の印刷とは違い、用紙へのインキ定着に24時間程度要します。その後の断裁工程では用紙に付いている糊が断裁刃に付着するため、薬品を使って除去しながらの作業となる為、通常よりも時間を要します。納期についても、指定日時に遅れがないよう、トラックをチャーターしました。以上の事から、今回の当社より請求させていただいた価格は様々な特異な作業が発生するため、妥当であると認識しています。        
                          あかつき印刷
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