トップページ もどる
議会報告
議員団紹介
議員団だより
猪股 嘉直
大沢えみ子
広森すみ子
リンク集

議会報告
猪股 嘉直市議の一般質問
中央公民館利用者の駐車場使用を無料に!
画像
 日本共産党の猪股嘉直市議は2月27日の市議会一般質問で、「中央公民館利用者の駐車場の無料化」を求めて質問を行いました。その概要を報告します。
 
◆社会教育法との関係で

【猪股市議】公民館の事務等を規定している「社会教育法第3条」(※)の観点から、公民館利用者の駐車場有料は是正すべきではないか。
【担当部長】中央公民館は駅前の交通利便性の高い場所にあるため、無料の駐車施設が設置されてなくても社会教育法の趣旨に反しない。
【猪股】中央公民間を狭山市駅西口駅前に移転することを市民が望んだのではなく、市当局が大規模な駅前再開発にするために公共施設を駅前に誘致したもの。利便性についても、全ての地域からいいわけではない。
【部長】市民検討委員会の中でも、中央公民館の駅前移転は提言があった。
【猪股】その時点で駐車場に料金がかかるとか、高額になるとの認識が市民の側にあったのか。
現に有料化のため高額な料金がかかることから、解散したサークルもある。利用者の声を聞く目安箱のようなものを設置すべきだ。
【部長】1階の公衆電話隣に、市民交流センターとしての意見箱を設置しているから中央公民館としての目安箱は必要ない。
【猪股】中央公民館は2階、3階で、1階までわざわざ行かない利用者もいる。社会教育法の精神で公民館として、利用者の声を聞く姿勢を示すことが大事だ。


◆駐車場経営の収支状況

【猪股】西口駐車場は4輪自動車の駐車場と、第一・第二自転車駐車場の3施設があるが、経営の状況はどうか。
【部長】これまでの4年間で収入が約2億9千万円。管理料(支出)は約1億9千万円で約1億円の収入増となっている。また、今年の4月以降の5年間は管理方法を変更するが、指定管理業者から狭山市には約1億6千万円の納付金が予定されている。
【猪股】それだけの利益があるのならば、中央公民館利用者には無料にできる。するべきだ。
【部長】公民館利用者の把握も困難であり、無料にすることは考えていない。
【猪股】今後も要求していく。続いて学生の自転車駐車場の利用について、学割利用者を無料にしたとき、市の負担は。
【部長】年間約980万円。
【猪股】今後の5年間の市への納付金が約1億6千万円。年間では約3千2百万円にもなり、市の負担は、その約30%。今、高校生などは、親御さんの家計状況の中で、通学が困難になる方もいる。子育て支援の立場で無料化を提言する。そうした施策はインターネットですぐ拡散し、狭山市の宣伝にもなる。
【部長】民間駐輪場との関係、受益者負担との観点から無料化を実施する考えはない。


 猪股議員は、「今回は中央公民館の利用者の駐車場無料を中心に取り上げたが、同時に駅周辺への無料自転車駐車場の設置も引続き要請していく」と話しています。



※社会教育法第3条とは  
 国及び地方公共団体は、(中略)社会教育の奨励に必要な施設及び運営、集会の開催、資料の作成、領布その他の方法により、全ての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高めうるような環境を醸成するように努めなければならない。
 
 


インデックス ページのトップ