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4月オープンの祇園保育所で 配管の接続不良による漏水が
4月にオープンした祗園保育所
4月にオープンした祗園保育所
 7月18日に開催された狭山市議会文教厚生委員会に、市立祇園保育所で発生した漏水についての報告がありました。
 祗園保育所は、建て替えによりこの4月から新たな場所での運営がスタートしたばかりです。 報告によれば、6月16日に保育所から「階段下の倉庫に水が溜まっている」との連絡があり、現場を確認したところ、二重床の間にある10センチほどの隙間に水が溜まっており、さらにコンクリート下の地下ピットにも水が溜まっている状況が確認されました。また、これらの水に接触していた部分から水を吸い上げた壁板等に、シミやカビの発生が見られ、その範囲は0歳児保育室をはじめ、病後児保育室、1歳児保育室など、1階部分の多くの部屋に及んでいます。

つなぎ目の締め忘れが原因

 市の住宅営繕課の職員が原因を調べたところ、保育所1階にある0歳児保育室の前室(オムツ交換などを行う小部屋)にある洗面器の給水管の継手部分がきちんと締められておらず、そこから漏水していることがわかりました。
市では建築物の引渡しの際に点検を行いますが、その際の水圧検査では異常が確認されなかったことから、担当課は「当初は大きな漏水ではなかったものの、使用しているうちに継手部分のゆるみが大きくなり、常時、漏水するようになったのではないか」との見解を示しました。
 文教委員である日本共産党の大沢えみ子議員は、「祇園保育所は工期がかなり立て込んでいたという状況がある。完成を急ぐあまりのミスではないのか」と質問。担当者は「当初の予定よりは完成が遅くなったが、工期を短くしたという事はない。接続部分の締め忘れというのは、市の要求水準以前に、業者として当然に求められるべきもの」として、施工時の単純ミスが原因としました。

 今後、全体への影響を調査

 現在、溜まった水についてはポンプで排出し、内部を送風機で乾燥させる作業を継続しているほか、壁板などについては、表面を削るなどの処置を行って、保育に影響が出ないようにしているとのことですが、他の箇所で締め忘れがないか、また、染み込んだ水がどこまで建物の躯体に影響するのかは、まだわかっていません。
 市では今後、1階の遊戯室を改修して臨時保育室とし、その間に、順次、他の保育室の影響調査を行っていくとのことで、費用については瑕疵担保責任として業者側の負担となりますが、子どもたちへの影響は避けられない状況です。
 大沢議員は「子どもたちに不安が出ないよう、市としても最大限の対応を」と要望しました。
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