石心会狭山病院 移転へ「埼玉石心会病院」として開設
狭山市鵜ノ木にある石心会狭山病院が、新たに「埼玉石心会病院」として移転する方針であることが、狭山市議会に報告されました。
移転予定地は狭山市民会館の東側で、来年夏から工事に着手し、２０１７年秋ごろに完成予定との事です。
同病院によると、新病院は、現在の約２倍の規模（病床数４５０床）になり、医師も現在の９０人から１６０人に増員。また、がんの放射線治療など、最先端の医療装置を備えた大規模な病院にするとともに、大規模災害に対応するためにヘリポートも備えるとしています。
新病院名は「埼玉石心会病院」となり、狭山、入間、所沢、飯能、日高の５市にまたがった県西部地区の中核病院となることになります。
同病院は、現在でも「地域医療支援病院」の指定を受け、地域の病院・診療所などと連携を行っていますが、今後の超高齢社会・長寿社会に対応するため、救急医療、最先端医療技術にも対応した病院を建設したいとの事です。
市民会館脇の道路を拡幅
病院の建設予定地の周辺は、道路が狭く、交通への影響があるため、建設に合わせて道路整備を行う予定です。具体的には病院を囲む道路をそれぞれ10ｍに拡幅するほか、狭山市駅西口から延びる霞野線との交差点に右折帯を設けます。
また、この工事により市民会館の駐車場の一部が道路用地となり、駐車台数が減少するため、市では「代替駐車場を確保する」としています。
