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入曽駅に早急にエレベーターを!
迂回ルート 線路を横断 車椅子では危険

車いすで線路を渡る利用者
車いすで線路を渡る利用者
 日本共産党の大沢えみ子議員は、6月に続き、9月議会の一般質問で入曽駅へのエレベーター設置について取り上げました。 入曽駅へのエレベーター設置は、地域住民の強い要望であり、緊急の課題です。
 大沢議員は「前回の一般質問で、入曽駅周辺開発計画が断念された事を西武鉄道に伝達したとの事だが、その後、協議はどのようになっているか」と質しました。 
 担当部長は「6月と7月に協議を行い、鉄道事業者の責務として、入曽駅へのエレベーター設置を要望するとともに、国の採択が得られれば、市としても支援する意向を伝えた。鉄道事業者としても引き続き協議をしたいとの意向であるので、事務レベルでの協議をすすめていきたい」と答弁しました。

市が積極的に交渉を

 大沢議員は、「開発断念との連絡を受けた後の西武側の態度は、『今後の在り方について市と協議していく』など、下手をすれば一から協議し直しとも取れる状況であり、このまま放っておけば計画が白紙になりかねない」と指摘。何が障害となっているのか、どうすれば設置にむけた議論ができるのか、市が積極的に交渉をすすめるよう要望しました。

迂回ルートを実態調査

 日本共産党では、埼玉県議団を中心に、西武鉄道交渉を行いましたが、その際、西武側は「入曽駅については始発から終電まで東西口が行き来できる駅、すなわちワンルートが確保されている駅であり、それがない駅の整備を優先する」と説明しています。しかしこれはあまりにも実態にそぐわないものです。
 今回の質問を行うに当たり、大沢議員は、地域の方々、車椅子利用者、ベビーカー利用者の協力を得て、入曽駅の東口から西口まで迂回した場合、どのくらいの時間がかかるのか、実態調査を行いました。

ベビーカーの前輪が線路の溝にはまる
ベビーカーの前輪が線路の溝にはまる
 入曽駅東口からAコープ前を左折、踏切を越えて、畑と駐輪場の脇の砂利道を通ると、一般の方で、約10分、ベビーカーで13分、介助つきの車椅子で15分かかりました。正式な道路を迂回すれば、時間はもっとかかります。
 迂回ルートでは、途中の踏切を横断する際、ベビーカーや車椅子の前輪が溝に挟まり、介助者2人がかりでようやく引き上げました。車椅子などは、一人では危険で、とても走行できないというのが実態です。
 万が一、列車が来れば、大事故にもつながりかねません。
鉄道会社は民間企業でありながら、非常に大きな公共的役割を担っています。
 大沢議員は、鉄道路線の廃止問題で、狭山市が近隣市と共に、まちづくり協議会をあげて署名活動に取り組んだことや、市議会としても決議をあげて西武鉄道に届けるなどの活動を行ったことも示し、「地域に根ざした市民の足として、誰もが安心して利用できるようバリアフリー化を促進することは、鉄道会社における当然の責務。同時に、市民の安全の確保は市の責務でもある」と指摘。自治体として最大限の努力をもって西武鉄道との交渉を行い、一日も早い入曽駅へのエレベーター設置を行う事を求めました。
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