許しません！特定秘密保護法案成立を許さない埼玉の会 結成
安倍政権は「特定秘密の保護に関する法律案（秘密保護法）」の提出にむけ、受け皿となる委員会を設置しました。
秘密保護法とは、①防衛、②外交、③外国の利益をはかる目的で行われる安全脅威活動の防止、④テロ活動防止、などの分野について、「その漏えいが我が国の安全保障に著しく支障を与える恐れがある」情報について、行政機関の長が「特定秘密」として指定し、その「漏えい」「取得行為」、その「未遂」「共謀」「教唆」「煽動」と判断された場合に、処罰する（最高刑として懲役10年）いうものです。
これは、国民として当たり前の調査・研究・取材・報道・言論の自由を奪おうとするものであり、日本国憲法で保障された基本的人権を侵害する法律です。
何が秘密なのかは「秘密」
何が「秘密」にあたるのかは、行政機関の長や警察本部長が指定することになっており、内容の公開もされない可能性があります。
また、「秘密」を取り扱う職員の「適性評価」を行うとして、本人・関係者への質問や、調査、公私の団体への照会などを行い、「適性」を判定するといいます。 これを許せば、思想の自由やプライバシーの権利が侵害され、国民が政府に監視されることになります。
世論を高めて法案阻止を！
埼玉県平和委員会をはじめ、県内の民主団体は、国民の「知る権利」を奪い、報道・言論の自由を抑圧する「特定秘密保護法」の国会提出の策動を中止させるために、緊急に世論を広げる必要があるとして、10月16日に緊急集会を開き、「特定秘密保護法案の成立を許さない埼玉の会」を結成しました。
今後、法案提出阻止にむけたアピールや集会などを実施していく予定です。
「特定秘密保護法の成立を許さない埼玉の会」
○代表 柳 重雄弁護士
○連絡先 埼玉県平和委員会 TEL&FAX０４８（８３８）８９１８
