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大沢えみ子議員の一般質問【入曽地区整備とエレベーター】
西武鉄道と交渉
西武鉄道と交渉
 日本共産党の大沢えみ子議員は、6月議会の一般質問で入曽駅周辺開発の今後の課題と、駅のエレベーター設置について取り上げました。

 入曽地区の課題 対応を

 入曽駅東口周辺整備については、1995年から18年間にわたって、地権者をはじめ、多くの方々と構想を練ってきましたが、先日、「一部地権者の理解を得られず、現時点では計画を断念せざるを得ない」との報告がありました。
 大沢議員は「大変に大きな決断だったと推察する」とした上で、「地区としての課題をどうとらえているか」「今後、どのような手法が想定されるのか」と質しました。
 仲川市長は「駅前広場の整備、狭い道路、木造住宅の密集の解消などが課題だが、買収による街路事業でも地権者の合意を得られる見通しがない」として、当面の間、市としての事業実施は困難との見方を示しました。
 大沢議員は「入曽地区の課題を、そのままで良いという訳にはいかない。雨水、防災、まちづくりの観点など、それぞれの担当課が連携しながら、必要な対応を早急に進めてほしい」と要望しました。

入間小学校の跡地利用

 入曽駅前にあった入間小学校は、学校規模の適正化により統廃合されましたが、背景には、この用地の活用を視野に入れた駅前整備の計画がありました。
 大沢議員が「入間小学校跡地は、今後どのように利用していくのか」と質したところ、仲川市長は「大きな決断をしたばかりであり、許されるならば、今少しの時間がほしい」と述べ、今後の在り方については言及を避けました。
 大沢議員は「事業に期待されていた方々の思いも汲み、できる部分からでも活用してほしい。公共公益施設については、入曽公民館の建て替えを視野に、防災や子育て等の拠点としての整備を」と要望しました。

 入曽駅のエレベーター設置

 入曽駅のバリアフリー化、特に早期のエレベーター設置は、地域住民の大きな願いです。
 大沢議員は「入曽周辺開発を断念した今、西武鉄道にも正式に伝える必要がある」として、市の対応を質しました。
 担当部長は「市の事業を断念したことから、6月3日に改めて西武鉄道に対してエレベーターの設置に向けた要望活動を行った。西武鉄道としても、引き続き協議していく、との回答を得た」と答えました。

鉄道事業者の責任で早急に実施を

 大沢議員は「現時点で、狭山市として、例えば東西自由通路事業など、西武鉄道の敷地や駅舎などを利用するような構想を考えているのか。そのような計画がないのであれば、バリアフリー法に基づいて、早急な整備を行うこと、その場合の自治体負担分は、すぐにでも予算化する意思があることを明確に西武鉄道へ伝えて交渉を」と述べました。
 担当部長は「現時点で西武鉄道の敷地や駅舎を利用する構想は、市としては持っていない。入曽駅のエレベーター設置は、鉄道事業者の責務として、バリアフリー法に基づいて実施して頂くのが基本」と答えました。
 大沢議員は西武側がいまだに「ワンルート確保ができている」と答えていることについて、「実体にそぐわない。市としても、市民が困っている実態を把握し、西武側に伝えてほしい」と要望しました。
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