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狭山市駅西口 街角広場 公衆トイレ設置工事 取り止め
狭山市駅西口の市民広場
狭山市駅西口の市民広場
5月24日に開かれた狭山市議会全員協議会で、狭山市駅西口の街角広場に設置予定だった公衆トイレについて、「取りやめる」との報告がありました。

 公共工事の応札がなく

 狭山市駅西口の街角広場は、市民広場の歩道を下った先にある一角に設けられたスペースで、イベント等の際に利用できるようにと公衆トイレを設置する計画となっていました。
 市では昨年11月に、市内業者を対象に、工事の入札告示を行いましたが入札する業者がなく、再度12月に、対象を県内に拡大して告示を行いましたが、この時点でも応札なし。その後、予算を新年度に繰り越す議決を行い、今年の3月29日に告示、4月12日に入札を行いましたが、やはり応じる業者がありませんでした。
 この結果を受けて、市で再度協議を行った結果、駅前に公衆トイレが設置されていること、周辺の商業施設等にもトイレがある点などを考慮し、街角広場への公衆トイレの設置を取りやめる事になったとの事です。

 現場職人の育成が急務

 3度にわたって入札が不調に終わったことについて、担当部局では「東日本大震災の関係で工事が東北方面に集中し、職人の確保ができないこと、また、今後の消費税の増税を見越した駆け込みで、建築需要が高まっていること等が影響しているのではないか」と述べています。
 しかし、根本には、下請け単価の買いたたきや、建築現場で働く職人の労働条件が切り下げられてきたことで、中堅どころの建設業者が倒産に追い込まれる、職人のなり手がいないなどの実態があることが指摘されています。
 現在、国でも設計労務単価の適正化にむけた動きが始まっています。働き続けられる建設現場の環境作りと、職人の育成が急務です。 
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