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「入曽駅にエレベーター等の設置を」切なる願い 全会一致で後押し
早期にエレベーターを
早期にエレベーターを
全会派一致で趣旨採択

 12月定例議会には、「入曽駅にエレベーター等の設置を求める会」(以下「会」)の代表世話人である東郷秀光氏と実藤述(さねとうあきら)氏から、「入曽駅にエレベーター等の設置を求める請願」が提出されました。
日本共産党の猪股嘉直、大沢えみ子両議員と、無所属の大島政教議員、高橋ブラクソン久美子議員が紹介議員となり、総務経済員会での請願審議が行われました。
 請願の内容は「バリアフリー法に基づき西武鉄道株式会社と狭山市が協力し、入曽駅構内にエレベーター、エスカレーターを急ぎ設置するよう請願する」というもので、紹介議員を代表して大沢えみ子議員が趣旨説明と質疑応答を行い、「会」の代表から寄せられたメッセージを紹介しました。
 メッセージでは、平均年齢70歳を超す世話人が中心となって西武鉄道、市執行部、市議会との懇談を繰り返してきたこと、入曽駅前をはじめ、街中で、近所で、病院で多くの署名が寄せられたほか、地元自治会としても署名を集める動きが広がり、約2万もの署名が集まった事が報告されました。
 大沢議員は「入曽駅の現状は多くの議員が認識されている事と思う。今回の請願は入曽駅を安全に利用したいという切実な願いに他ならない」として、請願の採択を主張しました。
 質疑では、委員から、現在見直しが行われている入曽駅東口の駅前整備事業との兼ね合いについての考え方などが出され、大沢議員は「今回の請願では駅前整備には触れておらず、あくまで入曽駅を安全に利用するために市と事業者が協力して進めてほしいとの願いである」と述べました。

 危険性・必要性を認識

 請願の採択について、栗原武委員(新生みらい)は「1万9千もの署名を集められた事に心からの敬意を表する。請願者の意思は汲みたいと思っている」と述べましたが、同時に「バリアフリー化を行ってしまうと、入曽駅前整備が遅れてしまうのではないかと心配している」と述べ、「趣旨採択すべき」との意見を述べました。
 このほか、田村秀二委員(志政会)は「本来は鉄道の事業者が整備すべきだが、趣旨はよく分かった。実現するようになる事が一番良い」、磯野和夫委員(公明党)は「趣旨は全くその通りだと思うが、条件を見定めなくてはならない」、笹本英輔委員(無所属)は「危険性は大変大きいと認識しているが、駅前整備とセットですすめる必要がある。状況的にすぐに設置するのは難しい。趣旨は理解する」等の意見が出され、採決の結果、「趣旨採択」とすることになりました。

 全会派一致で「趣旨採択」へ

 14日には本会議での採決が行われ、「入曽駅にエレベーター等の設置を求める請願」が、全会派一致で「趣旨採択」されました(無所属の高橋議員は、採択を主張する立場から「趣旨採択」に賛同していません)。
 日本共産党議員団は、「会」の代表や各紹介議員とも協議のうえ、今後の運動や交渉に生かすためにも「議会全体での支援」を優先させようと、各会派と共同して「趣旨採択」に賛同しました。
 大沢議員は「請願を通じて、入曽駅の危険性と、早期対策をとの趣旨は十分理解されたと考えている。趣旨採択ではあっても、議会全体としての後押しは、入曽駅のバリアフリー化に向けての大きな力になると考えている。会の皆さんの運動に敬意を表したい」と語りました。
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