狭山市議会・第３回定例議会
昨年度決算など、２５議案
２０１２年狭山市議会第３回定例会は、８月30日に開会し、市長提出の25議案の審査が始まりました。最終日は９月27日で会期は29日間です。
毎年、第３回定例会は前年度の決算認定議案が審議されます。今年も一般会計と４特別会計（国民健康保険、狭山市駅東口土地区画整理事業、介護保険、後期高齢者医療）、水道事業、下水道事業の合計７つの決算認定議案の審査が行われています。
狭山市消防条例廃止
その後は、まだ不明
来年４月から、狭山市消防がなくなり、埼玉西部消防組合（狭山市、所沢市、入間市、飯能市、日高市で構成）が設立されます。そのことを睨んで、今議会には狭山市消防に関する条例の廃止が提案されています。
ところが、埼玉西部消防に関してどのような体制になるのか、新しい条例については、どのような内容か、一切のことが議員に情報提供されていません。４月以降どうなるかが何も知らされず、今の条例だけを廃止するのでは、議会として市民に責任を持って説明できません。
日本共産党議員団はそもそも、西部広域消防の設立には賛成していませんが、少なくとも設立することが決まった以上、きちんと説明できるようにしたいと考えています。
暴力団排除条例、正しい運用を
昨年10月に全都道府県に「暴力団排除条例」が施行されたことにより、市町村段階でも同条例がつくられ、実施されてきています。狭山市でも今議会に条例案が提出されました。
日本共産党はこの条例が「暴力団排除と弱体化、壊滅への道を確実に進める」ことと同時に、「条例が乱用され、市民の権利が侵されることがないように」運用されるべきだと考えています。
幼稚園、とうとう２園に
２００６年当時、市立幼稚園は９園あり、教育内容も大変評価されていました。現在は５園（入間川・水富・狭山台・新狭山・柏原の各幼稚園）になり、今議会では２０１５年４月に、入間川・水富幼稚園を残し、他の３園を廃止する議案が提出されました。
日本共産党議員団は、各議案について集団で精査し、本会議及び、総務経済・文教厚生・建設環境の各常任委員会での審査に臨みます。
市長提出の２５議案
・人事案件（教育委員会委員の任命２件、公平委員会委員の選任、人権擁護委員候補 者の推薦につい ての意見聴取２件）合計５件
・条例制定（暴力団排除条例）１件
・条例の廃止（消防長の任命資格を定める条例及び消防本部及び消防署の設置に関する 条例）１件
・条例の一部改正（職員の特殊勤務手当に関する条例、市立学校設置条例、火災予防条 例）合計３件
・補正予算（一般会計、国民健康保険、狭山市駅東口土地区画整理事業、介護保険、後 期高齢者医療） 合計５件
・市道路線認定１件
・決算認定（一般会計、国民健康保険、狭山市駅東口土地区画整理事業、介護保険、後 期高齢者医療、 水道事業、下水道事業）合計７件
・剰余金処分（水道事業と下水道事業 会計の各未処分利益剰余金）合計２件
