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狭山市議会・基地対策特別委員会 入間基地と北関東防衛局に要望
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 狭山市議会の議長と基地対策特別委員会(以降「委員会」と称す)は、8月20日にさいたま市の防衛省北関東防衛局(以降「防衛局」と称す)と自衛隊入間基地(以降「入間基地」と称す)への要望活動を行いました。
 この要望活動は狭山市民の入間基地に対する要望をまとめ、毎年行っているもので、今年は騒音問題、次期輸送機C2、稲荷山公園駅の掘割化など、16項目にまとめて要望しました。

稲荷山公園駅前道路の渋滞解消

 委員会が特に強く要望した項目は、稲荷山公園駅前の道路渋滞を解消するための、線路の掘割化についてです。
 防衛局も入間基地も、その必要性を認めながら、「約100億円の事業になる」(入
要望書の提出で、自己紹介する猪股嘉直市議(左側中央)
要望書の提出で、自己紹介する猪股嘉直市議(左側中央)
間基地監理部長)ため、どこが負担するのかという点で暗礁に乗り上げている旨の答弁となりました。委員会が再三にわたり、掘割化の実現を求める中で、「道路に橋を架ける方法ならば10数億円で可能か」(入間基地)という発言もありましたが、「引き続き防衛省に伝えていく」との回答でした。

C2はC1の1・5倍の大きさ

 日本共産党の猪股嘉直議員は、C1輸送機の次期後継機として取り沙汰されているC2輸送機について、入間基地配備の可能性を質しました。
 防衛局は、「入間基地への配備はまだ決定していない」と答弁するも、猪股議員の「C1機の使用が40年たつ中で、老朽化がある。そのまま飛ばすのか?」との質問に、入間基地配備の可能性を否定しませんでした。
 猪股議員は、「C2が配備されている岐阜基地や美保基地(鳥取県)の滑走路と入間基地の滑走路とを比較すると500mも入間基地の方が短い。こういう基地でC1よりも、1・5倍も大きなC2が飛べるのか?」と質しました。
 入間基地の監理部長は「機能的に大丈夫だ」との答弁をしました。
 委員会は、市民に正確な情報を伝えるためにも、C2機が配備されている岐阜基地の視察受入を強く求めました。

消火訓練、燃料の代替を要請中

 入間基地での消火訓練の黒煙は、市民にも「火事ではないか?」と思われているもので、日本共産党の議員団が議会でも問題にしてきましたが、今回の要請の中で「黒煙の出る燃料に代わるものを本省に要請している」との答弁がありました。 


基地と北関東防衛局への要望書の概要

・航空機の飛行に伴う電波障害対策として、障害区域内の視聴世帯への補助を。スカイツリーからのTV放送開始の際は、速やかに電波障害の調査を実施するとともに、障害の発生時には、対策を。
・次期後継輸送機C2導入は、事前に地元住民への理解が得られるように対応を。また、新機種の視察受け入れを。
・小中学校等での障害防止工事(除湿温度保持工事)は計画的な施設整備ができるように。補助率の引 き上げの検討を。 
・市独自の航空機騒音への見舞金は国による財源措置を。
・住宅防音工事の空気調和器の機能復旧を速やかに。また、10年経過前でも、故障への対応を。
・稲荷山公園駅西側にある西武池袋線による交通遮断を解消するために、国の責任で鉄道敷の掘割化 に取り組むこと。
・航空機の飛行は、騒音対策区域上空を飛行するとともに、土日祝日と夜間の飛行は最小限に。
・連続離着陸飛行を行う場合は、複数機による訓練を避け、飛行高度を十分に取り、急旋回を避ける など市民生活に配慮すること。
・CH−47型ヘリコプターの飛行は、騒音・振動が指摘されており、市街地上空での飛行制限や、飛行高度に係る運用の見直し、振動調査の実施、対策の研究をすること。
・小中学校の卒業式、入学式等の公式行事の際の航空機の飛行は引き続き中止すること。
・消火訓練に使用する燃料は、黒煙を抑えた燃料を使用すること。
                              (他に5項目あり)


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