猪股嘉直議員・一般質問
使いやすい狭山市駅に！
猪股嘉直 議員
日本共産党の猪股嘉直議員は６月議会の一般質問で、狭山市駅前の周辺整備が７月中旬に完了することを踏まえ、市民の要望を取り上げ、狭山市の考えを質しました。
総額２６９億円と６年を費やす
狭山市駅西口駅前整備に費やした総額は２６９億円（昨年２月の事業見込み）です。また、事業期間は認可を受けた２００６年から丸６年になります。
猪股議員はこれだけの費用と年月を費やした駅前整備に対して、市民からは未だに注文が出ていると指摘し、「せっかく造ったのだから、喜ばれる、使い勝手のいい駅に」と述べ、質問を行いました。
送迎車両の停車場を！
猪股議員は朝や帰宅時の送迎車両の停車場について質しました。
西口駅前には送迎車両の「停車場」と銘打ったものはありません。それぞれが駅周辺のスペースを使っているというのが現状で、朝の時間帯などは混雑したり、停車後の始動などで危険な状況になり、クラクションがけたたましく鳴ることもあります。 猪股議員は、新しくできた駅前交番付近に停車スペースを確保するよう、要請しました。
横断歩道の設置を！
有料公共駐車場付近の信号から西口駅前の信号を過ぎて西友ストァまで、横断歩道はありません。
途中にはクリニックなどの入るビルの方面に行く道路もありますが、渡れません。
横断歩道が無いため、近くて遠いポスト
駅前の信号のある交差点にも横断歩道はなく、バスに乗ってきた方が、駅一階の書店や歯医者さんに行くにも、一度二階に昇り、また降りて行かなければなりません。
出勤途中、ポストに郵便物を入れる方も、一度デッキを昇り、さらに降りてポストに投函し、また昇って改札口まで行くのです。猪股議員はこれらの実情を指摘し、横断歩道の設置を要請しました。
駅一階の改札口の復活を！
駅前整備が始まる時、市民からは、駅一階の改札口を残すようにと、要望が出されていましたが、狭山市と西武鉄道との話し合いの中で実現されませんでした。
猪股議員は「西武にとっては合理化を図るために、一階改札口を無くそうとしているのだから、西武との話し合いだけでは、市民要望は実現できない」と指摘し、線路そばの「エミオ狭山」の公園付近（前に交番のあった付近）を改札口にできないかと要請しました。
産業労働センターに受付を！
スカイテラス２階には産業労働センターがあります。しかし、この施設には入口に案内も受付もなく、入っていいのかどうかが分かりません。
猪股議員は、「来場者に対して『どうぞお入り下さい』『ご要件は何ですか』と声をかけられる施設にすべきだ」と提案しました。
無料の駐車場を設置して！
最後に猪股議員は無料の自動車駐車場、自転車駐車場について取り上げました。
「市民交流センターのオープン後は、駐車場が不足する」と指摘、現在の中央公民館跡地や、仮設駐車場をそのまま生かして、無料の自動車・自転車駐車場を設置するように求めました。
市は猪股議員の提案に対して、産業労働センターの案内板の改善以外は対応できないとの答弁
でした。
