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基地対策協議会が要望書を取りまとめ
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 11月14日、狭山市基地対策協議会の合同部会が開かれ、協議会としての要望活動についての議論が行われました。
 基地対策については、これまで市長をはじめ、市議会の基地対策特別委員会などが要望活動を行ってきていましたが、基地対策協議会でも、今回初めて入間基地と防衛省北関東整備局への要望を取りまとめることになりました。
 14日の合同部会では、安全対策部会で審議された9項目の要望が案として提示されました。
  
住民の率直な要望が

 入間基地に対しては7つの要望が挙げられ、航空祭における基地周辺への路上駐車やゴミの散乱について、「警備の強化とゴミ処理への対応」が出されました。
 また、大きな課題である騒音や振動の対策については、「指定区域での飛行の徹底」「ヘリコプターの高度保持」「訓練飛行は最小限度に」といった内容が要望されました。
 このほか、消火訓練について、「周辺環境への影響からあり方を検討願いたい」、次期輸送機Cー2について「事前に地元住民の意向を確認願いたい」との要望も挙げられました。
 防衛施設局に対しては、2つの要望が出されました。
 防音サッシについて、破損などで一般のサッシに変えた場合、更新時に防衛補助の対象とならないことから、「次期の更新工事の対象とするか、アフターケアを契約に含めてほしい」との意見が出されました。
 また、農業者には損失補てんの制度がありますが、商工業者には同様の制度がないことから、「商工業者への損失補てんや事務所・店舗なども防音工事の対象とする」ことについても要望されました。
 このほか、自衛隊の災害救助について「PRの強化を」という案が提示されましたが、委員として参加している日本共産党の大沢えみ子議員は「災害救助活動には敬意を表するが、自衛隊の活動は救助だけではない。日常的に騒音や振動の被害にさらされている住民の声を代弁する基地対策協議会として、自衛隊のPR(広報)を要望するのは違和感がある」として、要望事項から外すべきではないかとの意見を述べました。
 このほかにも委員から様々な意見出されたことを受けて、要望書はいったん事務局で持ちかえりとなり、再度取りまとめを行って、来年度に正式に要望できるように準備をすることになりました。
 会議を終えた大沢議員は「協議会が要望をおこなうのは初めてであり、大変意義のあること。住民の率直な意見として、ぜひ基地と防衛省に受け止めてほしい」と感想を述べました。
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