市営住宅・鵜ノ木団地を建て替え
鵜ノ木・上諏訪・榎団地を統合
狭山市は市営住宅・鵜ノ木団地を解体し、その場所に新鵜ノ木団地（５階建て２棟）を建設、鵜ノ木、上諏訪、榎の３団地を統合します。
Ａ棟14年、Ｂ棟16年に完成
すでに事業化検討、測量、地質調査等は２００８年から始められています。14年までにＡ棟の建設と入居、16年までにＢ棟建設と入居、17年に公園の工事を終えて完了となります。
開発面積は１万３１００㎡、住宅戸数はＡ、Ｂ棟合わせて１５６戸（単身用２タイプ・96戸、世帯用２タイプ・60戸）、集会所、１４００㎡の公園、60台分の駐車所も整備する予定です。
現在戸数より50戸、減少!?
日本共産党の猪股嘉直議員は９月に開催された第３回定例会の一般質問で、鵜ノ木市営住宅の建替え問題を取り上げました。 猪股議員は「現在の３団地の合計住宅戸数が２０６戸で建替え住宅が１５６戸では50戸も減る。毎年の市営住宅入居者募集でも、空き戸数よりも応募者が多く、応募しても入居できない実態がある」と指摘し、少なくとも現在の戸数を維持するべきだと主張しました。
上諏訪、榎居住者には戸惑いも
今回の市営住宅建設で、住民からは戸惑いの声も聞こえます。「高齢になり、これから転居は厳しい」「買い物や病院通いが不便になる」「転居の費用はどうなるか不安だ」などの声が、猪股議員に寄せられました。
猪股議員はこれらの声を、一般質問で紹介し、個々の人々と面接し、直接要望を聞くこと、コミュニティバス「茶の花号」が近くを通らなくなった問題や通院への不便さを指摘し、改善を求めました。
鵜ノ木→上諏訪→榎の順に
新住宅完成後は①鵜ノ木団地の方68戸がＡ棟に②上諏訪団地の方35戸がＡ棟及びＢ棟に③榎団地の方34戸がＢ棟に④新規応募者19戸がＢ棟に の入居順位となります。
建替え事業工程
準備期間(08～10年度)◆事業化検討◆測量◆地質調査◆建替事業選定◆入居者説明会等
第１段階(11～12年度)◆外周道路工事◆Ａ棟建設用地確保◆団地内施設基本設計 ◆Ａ 棟実施設計 等
第２段階(13～14年度)◆Ａ棟建設用◆Ａ棟入居(準備完了) 等
第３段階(15～16年度)◆Ｂ棟・集会所建設用地確保◆Ｂ棟・集会所実施設計◆Ｂ棟・集 会所建設◆Ｂ入居(準備完了) 等
第４段階(17年度)◆公園工事
住 宅 計 画
１ＤＫ(単身用)約32㎡ 40戸
２Ｋ(単身用)世帯入居も可 約37㎡ 56戸
２ＤＫ(世帯用)約47㎡ 30戸
３ＤＫ(世帯用)約57㎡ 30戸
