2010年度 政党助成金 ９党で３１９億円！
使い切らなかった分は「ため込み」 ６３億円に！
総務省は9月30日、2010年分の政党助成金の使途報告書を公表しました。民主､自民､公明､社民､みんな､国民新､新党日本､新党改革、たちあがれ日本の９党が受け取った政党助成金総額は319億4200万円。制度実施から16年間の各党の山分け総額は5038億円に上ります。
民主党は、テレビＣＭ制作・放映料として18億4644万円、新聞広告に17億9243万円使ったのをはじめ、広告料などとして、博報堂と電通Ｙ＆Ｒ社に計約48億円を支出。また、参院選選挙の公認・推薦料として、108人に500万円ずつ計5億4000万円を配布。自民党は「自民党直属の広告代理店」として発足した「自由企画社」に19億4460万円、同じ身内企業の世論調査会社「日本情報調査」に調査費として5731万円をそれぞれ支出しました。
また、使い残した政党助成金を国庫に返納せずに９党がためこんだ基金残高の総額は63億6682万円にも上っています。
日本共産党は、企業・団体献金も政党助成金も受け取らず、党費と個人献金、「しんぶん赤旗」発行などの事業収入で活動。こうした政党助成金はただちに廃止して、被災地の復興税源にあてるべきだと主張しています。
