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議会報告
狭山市と狭山市議会
防衛省と北関東防衛局に要望書
北関東防衛局にクーラー設置などを訴える猪股議員(立って発言している)
北関東防衛局にクーラー設置などを訴える猪股議員(立って発言している)
 狭山市と狭山市議会は8月9日に、合同で防衛省と北関東防衛施設局に対して、20項目の要望書を提出し、懇談しました。
 これまで狭山市と市議会はそれぞれ個別に、防衛施設局に市と市民の要望を訴えてきましたが、今年初めて合同で行うことを決め、実現したものです。
 狭山市からは仲川市長、市議会からは議長を始め、市議会基地対策特別委員会の全メンバーが参加しました。日本共産党からは猪股嘉直市議が参加しまし
た。
 一行は最初に北関東防衛施設局(さいたま市新都心)に訪れ、北関東防衛局長以下約20人の職員と懇談をしました。

入間基地面積、狭山に93・5%

 冒頭に仲川市長は、「入間基地の敷地面積は入間市が6・51%、狭山市が93・49%であり、航空機の離発着も当市の市街地上空で行われている」と指摘し、「我々の要望を是非聞いて、実現して欲しい」と挨拶しました。
 要望項目への回答では、飛行訓練や騒音問題、掘割化(左上の「要望項目概要」7を参照)などで「入間基地に伝える」、補助金については「検討する」などの回答だけで前進は見られませんでした。

クーラー設置は早急に!と主張

 参加者に質疑や発言が求められ、猪股議員は「学校のクーラー設置は、飛行機騒音と熱中症の危機のなかで教育を受ける子供たちにとって緊急の課題」と指摘しました。担当職員は「騒音調査を行い、測定値が基準値を上回れば補助を決定する。調査は基準を超えるまで粘り強く行う」と発言しました。

線路の掘割化、国交省の担当と

 猪股議員は、仲川市長が線路の掘割化について、90億円の工事費で可能だと指摘した点を紹介しながら、「交通渋滞を起こさないため、稲荷山公園駅隣接の踏切を無くし、掘割化を具体化するよう、防衛省にも意見を上げて欲しい」と要求しました。
 それに対して、担当職員は「この問題は防衛省よりも国交省の問題だ。防衛省にももっと予算があればいいが」と前向きな答弁はありませんでした。

市長、任期中にクーラー設置と

 一行は午後、東京市ヶ谷の防衛省を訪問し、地方協力局長と懇談しました。
 この席で仲川市長は、「私の任期中4年のうちに残された10の小中学校のクーラー設置を実現させたい。是非尽力願いたい」と発言しました。



要望項目の概要

1.地デジ放送が航空機の電波障害を受ける場合の受信料などへの補助
2.特定防衛施設周辺整備交付金を、当市の基地面積や生活環境への影響を考慮して算定  を
3.C−1の後継輸送機XC−2導入については事前に地元住民の理解を得られるような  対応を
4.小中学校への除湿温度保持工事(クーラー設置)を早急に
5.市が実施している航空機騒音見舞金への国からの補助を
6.住宅防音工事の空気調和機器の機能復旧をすみやかに
7.稲荷山公園駅に隣接する2ヶ所の踏切を、線路の掘割化によって交通遮断を解消させ  ること
8.航空機の飛行を削減し、土日、祝日、夜間の飛行を行わないこと
※上記の要望など、全部で20項目

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