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宮城県山元町の避難所へ緊急支援物資を届けました!
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日本共産党狭山市委員会は、支援者の方のご協力を得て、3月19日、宮城県山元町の避難所へ緊急支援物資を輸送しました。現地へ同行した方の報告です。

 
 3月19日、朝4時に狭山市を出発し、ノンストップで宮城県山元町まで車を走らせました。走行途中に見た、海岸沿いの町では、あたり一面に何も残っていない場所や、田んぼだったと思われる泥畑の中に、数メートルおきに何十台もの車が流れ着いてきている様子も目の当たりにしました。ある場所では自衛隊が一列になり、棒を突き刺しながら捜索をしていました。内陸の方は比較的被害が軽いようでしたが、海岸沿いは本当に悲惨な状況でした。
 
 現在、高速道路は緊急車両のみの通行となっていることもあり、9時ごろには現地に到着することができました。
 山元町の避難所の一つになっている坂元中学校では、約400人ほどが、避難所生活を送っています。このほか、日中の食事などに、毎日約1000人が集まってきているとのことです。すでに自衛隊の支援が入り、水や食料などは確保され、電気も昨日から通るようになったとのことでした。しかし、中学校の暖房はガスのため、燃料が手に入らず、いまだに数台のストーブで対応しています。布団などはなく、学校の体育マットに毛布を引いて寝ているとの事で、持っていった防寒着は大変喜ばれました。また、下着類や携帯電話の充電器も大変ありがたがられ、本部から、さっそく様々なサイズの下着が配られていきました。
 
 ここには小学校から避難してきた子どもたちも15人ほどおり、その保護者や小さな兄弟たちも一緒に、毎朝9時半に校長先生を中心に朝礼を行い、学校の掃除をしたり、体操や歌などの日課を決めて、みんなで過ごしているとのことでした。
 到着時間がちょうどその朝礼の時間だったこともあり、校長先生が「狭山から物資を届けてくれた方です」と私達を紹介してくれました。支援物資の中に入っていた、あめ玉を見た子どもたちの目がパアッと輝いたのがとても印象的でした。それだけでも行った甲斐があると思いました。
 避難所には、高台で無事だった地域から毎日ボランティアが来ており、炊き出しや片付けなどに入っているようです。自治会単位で、組織的に避難所が運営されている様子でした。
 
 とはいえ、まだまだ復興の兆しは遠く、子どもたちの中には保護者の安否がわからない子もいるとのことで、不安はつきません。でも、明るく頑張る避難所の方々や、子どもたちが元気で過ごしている様子を見ることができました。現地の方々からは「支援をして下さった方々に、くれぐれもよろしくお伝えください」との言葉をいただきました。あわせて報告いたします。(M・O)

日本共産党は引き続き被災者支援に全力を尽くします。
    ご協力ありがとうございました。    日本共産党狭山市委員会

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