書評 不登校の子を持つ親 著―『ありのままでいいんだよ』
「不登校の子を持つ親 著――『ありのままでいいんだよ』」感想
青柳伸二
「不登校」―最近は珍しくない。相談も寄せられる。私の場合、「同情」が入口で、「原因」をさぐり、「原因」を取り除くことを考えていた。かなりの人が同じパターンではないかと思う。この本を読んで、それはまったく役に立たないことを思い知らされた。“ありのままでいいんだよ”タイトル通りである。
不登校の子を持つ親たちがこの本を執筆した。そのなかの一人、鳥羽恵さんは私の友人で、同じ町内だ。彼女の3人の子どもたち全員が不登校で、重なり合った時期も含め、12年間という。子どもたちの「不登校」は私も知っていたが、今、12年間をふり返ると、年々この家族が明るくなってきたように思う。恵さんは、夫や、母親の大病があり、本当に大変な時期もあったが、しょげなかった。なぜか? この本を読んで、疑問は氷解した。「不登校」に感謝するというのだから、驚く。
日本共産党は、「剛毅強靭な党づくり」方針をかかげて20年になる。「強く、強く、強く、しなやかに」だ。この方針の実践と成果を鳥羽家に見た。ご一読を薦める。
出版・北水 定価2100円
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