議会だより

無謀な開発 265人を3800人に 佐伯議員が討論

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 9月市議会最終日(今月2日)の本会議で佐伯由恵議員が行った、「2014年度野中土地区画整理事業決算」に対する討論の要旨です。 


 
 2014年度加須都市計画事業野中土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定にかかわる問題で意見を述べます。

 この事業は多額の税金をつぎ込む、身の丈を超える開発事業の典型で、旧大利根町が事実上の財政破綻に陥った要因の1つになっています。

 当該事業の開発面積は63.5ヘクタール、事業費は55億5,400万円、このほか水道管布設4億3,600万円を含めると総事業費は59億9,000万円です。このうち税金投入が約40億円も見込まれています。

 区画整理事業は、保留地を処分して、それを事業費に充てることが基本です。保留地が処分できなければ、その分を税金で負担しなければならないことになります。保留地の処分がどうなるのか、これは事業の試金石になります。

 当該事業の保留地面積は全体で4.1ヘクタール、うち一般向け40画地、企業向け2画地で計42画地、処分予定額は15億6,680万円となっています。決算年度から保留地処分が始まりましたが、これまで購買できたのは一般向け3画地、企業向け1画地のみの計4画地です。今後、残りの38画地が処分できるのか、本当に疑問です。

 そもそも事業区域内の住民は、わずか265人にすぎません。それなのに14.3倍増の3,800人を見込むという無謀な計画となっています。また合併直前に、22.8ヘクタールを切り離して野中まちづくりプラン開発事業に切りかえ、1戸当たり税金約1,000万円を投じる内容です。

 結局、野中土地区画整理事業と野中まちづくりプランに、血税が湯水のように使われることは明白です。

 わが議員団は、身の丈を超える開発事業は見直して、市民の暮らし・福祉に回すことをつよく求め、本案に反対するものです。         2015/10/21

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