議会だより

個人番号に異議あり 松本英子議員が討論

 開会中の市議会は今日(30日)最終日の本会議を開きました。総務委員会で審査してきた一般会計補正予算の採決が行われました。

 今回の補正予算には、個人番号に関連する補正が含まれています。個人番号制度は、国民一人ひとりに12桁の番号をつけて、国民を管理・支配するものです。

 いま、年金の個人情報の漏えいが大きな社会問題になっています。個人番号制度の導入で12桁の番号が漏えいすれば、大量の個人情報の漏えいにつながります。さらに、「成りすまし」犯罪も懸念されています。

 そこで、松本英子議員は、市民の個人情報を守る立場から、討論を行いました。以下はその要旨です。






 ただ今議題となっている、第57号議案一般会計補正予算 (第2号)について日本共産党議員団を代表して討論を行います。
 
 本案は、予算総額に3億1、390万4千円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ377億5、729万4千円とするものです。

 大利根東小学校の校舎大規模改修工事、7億4500万円の財源として予定していました。ところが、国の学校施設環境改善交付金が採択されなかったために、6,666万円の減額措置を行い、その代替えとして一般財源を充当し、当初の大規模改修工事を実施する措置を講じ、すでに工事が発注されています。

 こうした対応は、次代を担う子供たちが学ぶ学校の環境を整備するために当然の対応であります。
 
 しかし、容認できない問題があります。個人番号カード交付等事業についてです。
 この制度は、住民票を持っているすべての人々に対し、新たに12ケタの番号を付けて、国家が国民を管理・支配する仕組みをつくろうというものです。

 今年10月から個人番号が記載された「通知カード」として市民に対し、世帯単位ごとに簡易書留の郵送によって通知されてきます。この12ケタの番号は基本的に一生涯変わりません。
 
 市民に郵送される12ケタの番号「通知カード」と一緒に「個人番号カード」交付申請書が同封されます。これに写真を張り付け、返信用封筒に入れて投函すると、来年1月以降個人番号カードの準備が整うとハガキで交付通知書が郵送されてきます。

 そこで、本人確認書類、通知カードを持参し、市役所の市民課で個人番号カードを交付されるしくみです。
 
 問題は、12ケタの番号によって個人情報が大量に紐づけられることによって、個人番号が漏えいすれば、大量の個人情報が漏えいすることになります。
 
 今、大きな社会問題になっている日本年金機構では、年金の個人情報が125万件も漏えいし、その結果不審電話や300万円をだまし取られるなど、多くの被害が発生しています。

 もしも、12ケタの個人番号が漏えいするならば、年金の個人情報漏えいとは比較にならない大量の個人情報が漏えいすることになります。

 また、 民間企業においては、従業員やその家族の個人番号を提出させる義務が生じてきます。その企業の倒産、夜逃げなどは日常茶飯事です。こうしたことで、個人情報を保護することができるでしょうか。 

 始まった時から情報漏えいの疑念があり、成りすましによる犯罪が懸念されています。
よって、市民の個人情報をしっかり保護する立場から本案に反対するものです。
2015/06/30






◀ 議会だより一覧に戻る