議会だより

国保税 所得減なのに増税…及川議員が討論

(桜が開花・先月29日)
(桜が開花・先月29日)
 予算市議会は3月12日に閉会しました。

 最終日の本会議で、及川和子議員は、民生教育委員会で審査した国民健康保険の「2015年度予算」と「国保税を引き上げる条例改正」について、日本共産党議員団を代表して討論を行ないました。

 以下は、その要旨です。






 私は、今期定例市議会で、民生教育常任委員会に付託された、5議案について日本共産党議員団を代表して討論を行います。

 それでは、初めに第3号議案、2015年度国民健康保険事業特別会計予算及び、関連がある第30号議案、国民健康保険税条例の一部改正について意見を述べます。

 国民健康保険(国保)制度は、市民の約4割の世帯が加入する医療保険であり、市民の命と健康を守るために欠くことのできない制度となっています。

 国保制度は給与所得者、中小零細業者、農業者や年金生活者が加入しています。給与所得は減少し、中小零細業者は材料費などの高騰や消費税を価格に転嫁できずに苦しんでいます。農家は米価の大暴落でこれからの農業に展望を持てません。年金生活者は、マクロ経済スライドによる年金の連続した削減で老後の生活に不安を抱いています。

 国保加入者の生活状況は、貧困と格差の拡大がさらに加速して大変厳しいものとなっています。

 これらを反映し、国保加入世帯の平均所得は、2013年の116万円から2014年は113万円へと減少しています。このようななか、国保税は一人当たり年間84,567円、世帯では152,341円です。

 所得の1割以上もの国保税を払わなければなりません。これではあまりにも高くて払いたくても払えないではありませんか。

 そのため、国保加入者6世帯のうち1世帯が払えないでいます。
国保は加入者が低所得であります。現役で働いている人も退職すれば国保に加入することになります。一般会計からの繰り入れで国保会計を応援することは当然のことです。ところが新年度予算では、この繰入金を50・2%も減額しています。どうしたことでしょうか。

 国保の役割は、社会保障制度の一環であり、大変きびしい生活を余儀なくされている市民のくらしを想いやる温かい市政運営が求められていると思います。

 しかし、今回提案された、国保税についての改正は、所得割を7%から0・2%引き上げて7・2%にしています。このため加入者に4300万円もの負担増となっています。介護納付分の限度額を1万円から2万円に引き上げ、約400万円の増税です。

 加須市民にはこの間、税金と公共料金の統合により水道料金や介護保険料、保育料などと合わせて、国保税の連続した負担増がありました。これ以上の値上げはやめてほしい。これが市民の声ではないでしょうか。
画像
 わが議員団は、国保加入者の負担を軽減するため、修正案を提出しています。

 よって、第3号議案国保特別会計予算と第30号議案国保税条例の一部改正の2議案については反対するものです。
2015/04/01

◀ 議会だより一覧に戻る