議会だより

米価大暴落! 安定対策の請願審議へ

 加須市は、県内でコメの収穫量が最も多く、「埼玉一の米どころ」です。市内では黄金色に稔ったコメの収穫作業が始まっています。コメは豊作です。

 ところが、肝心の米価が大暴落です。「ほくさい農協」の2014年産米の「概算金」は、コシヒカリ1俵(60㎏)当たり、8千円です。2013年産米と比較し、1俵当たりマイナス4千100円、率で▲33.9%の大暴落です。一昨年比ではマイナス6千300円、率で▲44.1%の大暴落で、約半値まで値崩れを起こしています。

 米価の大暴落について、農民団体=埼玉農民連・東部農民センターは、9月市議会に「米価の安定対策を求める請願」を提出しています。

 請願の趣旨は、加須市議会が政府に対し、「2014年産米の米価暴落に鑑み、政府は緊急に過剰米処理を行うなど、米価安定対策を早急に講じること」を求める意見書の提出を求めています。紹介議員は、党議員団長の小坂徳蔵議員です。

 市議会は10日、本会議をひらいて、この請願を産業建設委員会に付託。今月19日、委員会をひらいて請願を審議します。なお、請願の全文は、以下のとおりです。





米価の安定対策を求める請願


【請願趣旨】
 2014年産米は、農協や業者の取引価格が、前年を3千円程度も下回る、コシヒカリ一俵当り9千円台(実際はコシヒカリ8千円、彩のかがやき7千円です)の大暴落となっています。

 農家は今年から、経営所得安定対策が半減され、米価変動補填交付金も事実上廃止されたもとで、今でさえ生産費を大幅に下回っている米価の暴落が続くなら、再生産が根底から脅かされることになります。とりわけ、担い手層の経営への打撃は、はかり知れないものがあります。

 特に、「埼玉一の米どころ」の加須市にとって、米価暴落は、農家は勿論のこと、地域経済に甚大な影響をおよぼすことは必至です。

 政府は、主食用米から飼料用米への転換を、助成金を増額して誘導していますが、対策の初年度いうこともあり、種もみの確保、マッチング、貯蔵・調整施設などが未整備であり、生産現場で十分な対応ができない事態にあります。

 そもそも、この間の米価の下落は、2013年・2014年度の基本方針を決めた昨年11月の食料部会で、今年6月末の在庫が2年前に比べて、75万トンも増える見通しを政府が認識しながら、何らの対策を講じてこなかったことにあります。また、「攻めの農政改革」で5年後に政府が需給調整から撤退する方針を打ち出しことも追い打ちにかけています。

 主食の米の需給と価格の安定をはかるのは政府の重要な役割です。過剰基調が明確になっている今、政府の責任で需給の調整を行うのは当然であり、緊急に対策を実施することが求められています。

 以上の趣旨から、加須市議会が下記の事項について、政府に意見書を提出してくださるよう請願いたします。

【請願項目】
 1.2014年産米の米価暴落に鑑み、政府は、緊急に過剰米処理を行うなど、米価安定対策を早急に講じること。
2014/09/04

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