議会だより

教室にエアコンを…佐伯由恵議員

市内中学校の授業風景
市内中学校の授業風景
 加須市は、人口が減少しています。子育て支援や教育の充実を図り、人口を増やす取り組みが必要です。「教室にエアコンを」…子ども達や保護者、教職員が強く願っています。県内では、設置する自治体が急速に広がっています。
 12月市議会でさえき議員は、小中学校すべての普通教室にエアコンの設置を求めました。





 子育て支援・教育の充実を

 合併後、加須市が行った「まちづくりアンケート」の結果では、「市の重要施策」について、市民の要望は「医療」や「介護」に次いで、「子育て支援」や「学校教育の充実」となっています。
 一方、市は総合振興計画の「基本構想」で、10年後の目標人口を12万人と設定し、「この目標人口を実現するため、子育て支援などの施策を充実させると明記しています。
 しかし、実態は程遠く、加須市の2012年度の人口は、自然的かつ社会的な人口動態をみると年間826人減り、このまま推移すれば5年間で4〜5千人、10年間で1万人減少する懸念があります。国の合計特殊出生率は1.39、県1.30、これに対し市は1.12で下回っています。県内の自治体では、「子育て施策」を充実させて、国や県の平均を上回っている自治体もあります。
 加須市も市政の軸足を「子育て支援」や「教育の充実」に置いて取り組むことが肝要であり、このことが少子化の歯止めになると考えます。
 
 
 羽生も行田も設置 加須市も避けて通れない

 そこで、さえき議員は「子育て支援」「教育の充実」の観点から、小中学校の普通教室にエアコンの設置を提案しました。
 現在、市内の設置率は0.9%でほとんどないのが現状。一方、エアコン設置は、子どもや保護者の強い願いであり、教育環境を整備することは子どもの学習面や健康面に大きく寄与します。今後も夏の猛暑が十分考えられ、県内市の中では設置が急速に広がっています。工事は地元業者が行い、地域循環型経済にも大きく貢献します。さえき議員は、「エアコンは避けては通れない問題。真剣に考えるように」と指摘しました。 
 
 市の資料によれば、現在、県内ではエアコンの設置が大きく進んでいます。
 新井宏・生涯学習部長は、「100%が5市、90%以上が5市、その他に加須市より設置率が高い所は18市」と説明。近隣の羽生市は設置済み、行田市は今年度整備中です。県内39市のうち、設置済または整備中は29市・74%にのぼります。
   

 設置は可能…佐伯議員

 さらに、新井生涯学習部長は経費について「市内小中学校のすべての普通教室322カ所に設置した場合、約9億6300万円の経費が見込まれる」と説明。これに対しさえき議員は、「設置は十分可能。3分の1は国庫補助制度を活用、さらに3分の1は90億円の基金の一部を充当、残りの3分の1は市債を発行する」と財源について説明。そして渡邉義昭教育長にエアコンの設置を強く求めました。

 ところが渡邉教育長は、エアコン設置に難色を示しました。さえき議員は、「子どもを思う答弁になっていない。子ども達にもっと汗をかけと言うのか」とただし、さらに「今回私が指摘したことは大変重要なこと、県内の流れにもなっている。子ども達にとって本当に何がいいのか、真剣に検討すること。この問題はこれからも取り上げていく」と指摘しました。

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