議会だより

小坂議員の質問 市長と面白い議論に

 6月〜7月定例市議会は今月8日、閉会しました。小坂徳蔵議員は、今月3日の本会議で、一般質問を1時間にわたって展開しました。

 小坂議員が、質問したテーマは、以下の4項目です。

 ◆公共施設の耐震化・老朽化対策
 ◆公共工事の労務費適正化
 ◆特別養護老人ホーム増設の進捗状況
 ◆教育行政(・詳細会議録のネット掲載、・学力テストについて)

 小坂議員は、一問一答方式によって、1時間にわたって、質問を展開しました。今回も市長と、建設的で面白い議論が展開されました。以下は、質問の大要です。詳細は、小坂徳蔵議員のホームページに掲載しています。どうぞ、そちらもご覧ください。

■公共施設の耐震化・老朽化対策

 公共施設の耐震化と老朽化対策は、市内の公共施設187施設・325棟について、改修工事を計画的に実施し、安全・安心な施設に再整備して、住民サービスに提供することを提案した質問です。

 小坂徳蔵議員は、先ずは、施設の耐震化を優先させることを提案。その後に、老朽化対策を講じることを指摘しました。

 市は今年3月、「公共施設再整備計画」を策定しています。
今後10年間で、再整備が必要な施設は215棟あります。これに要する費用は概算341億円。しかし、公共施設等再整備基金で充当できる財源は118億円。差し引き、財源不足が223億円にのぼるとシミュレーション。その結果、「実現の可能性は、極めて低い」と結論づけています。

 そこで小坂議員は、学校施設の大規模改修等に対する文部科学省の財政支援、市が投資的経費に充てる財源構成などを示し、「私ならば、しっかり対応して、市民に対する行政サービスを、引き続いて提供していくことが可能。これが結論です」と、建設的に提案しました。

大橋良一市長は、「公共施設をどうするか。個別の議論はあったがトータルとしての議論はなかった。そういう意味では(今回の議論を)非常に歓迎すべきことだ。(市の計画)これはたたき台である。議員さんのように、こうすれば出来る―こういう議論を是非していただきたい。今後もご議論を頂き、ご指導いただきたい」と答えました。

 

■公共工事の労務費適正化

 公共工事の労務費適正化は、今年度の公共工事の設計労務単価が15・1%引き上げられており、これが末端の労働者に支給されることを求めて、質問を展開しました。

 小坂徳蔵議員の質問に、佐久間昇建設部長は、「平成25年度の工事設計労務単価は、前年度と比べ平均15%上昇している。公共工事の積算については、最新の労務単価を採用している」と、答えました。加須市が、今年度に発注する建設工事の見込みは176件。このうち32件(6月13日まで)を発注しています。

 小坂議員は、建設業界が特有の重層下請構造となっていることを指摘。国土交通省による「技能労働者への適切な賃金水準の確保に係る要請について」の通知を示し、「市として、業者に対する指導、支払い状況を市が確認すること」を求めました。

 さらに小坂議員は、ダンピングの横行が現場作業員にしわ寄せされ、社会保険未加入の業者が4割にのぼる事実を指摘。市のダンピング対策を強化するため、失格基準を70%から80%に引き上げることを提案しました。大橋市長は、「必要な見直しはやっていきたい。失格基準も見直しを図った」と答えました。

 

■特養ホーム180床増設 入所は2015年4月から

 特別養護老人ホーム増設の進捗状況は、180床の増床による入所時期について質問。矢嶋孝夫福祉部長は、「平成27年4月入居開始と聞いている」と答えました。

 小坂徳蔵議員は、市が補助金を交付することから、市内高齢者の入所割合を8割から9割にすることを施設に要請することを提案。市長は、「改めて私の方から強く要請してまいりたい」と答えました。

 

■教育委員会の詳細会議録をネット公開

 教育行政に関しては、11万市民の負託に応え、透明な教育行政を進める見地から、教育委員会の詳細会議録をネット公開するよう提案。

市教委は今年3月市議会で、詳細会議録を作成し、ネット公開を約束していました。ところが、市教委はこれをサボって、「うそ」ついていることを、小坂徳蔵議員が厳しく批判しました。

 

■全国学力テストについて

 全国学力テストの結果について、小坂徳蔵議員は、学校の序列化と無用な混乱をもたらす、学校ごとの順位、点数の発表を行わないよう求めました。渡邉義昭教育長は、小坂議員の指摘に沿う意向を示しました。
2013/07/27

◀ 議会だより一覧に戻る