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協同組合報vol.182
2018年5月号

こんな看護師になりたい

東葛病院 ER 竹村 遊

 今年4月に入職した新人看護師さんたちが各職場に配属され、奮闘しています。その様子を投稿記事でお届けします。

研修生集合(法人看護部研修)
研修生集合(法人看護部研修)
グループに分かれて(法人看護部研修)
グループに分かれて(法人看護部研修)

 4月のはじめは法人研修が続き、社会人としてのたしなみや心構え、民医連の理念や共同組織である友の会について講義を受けました。研修の中で私は人とのつながりが大切であると改めて感じました。医療の現場にはたくさんのチームがあり、ひとつの目的に向かって活動しています。患者さんの願いや要求を実現するためには多くの人の連携が不可欠であり、今までの自分は、居心地のよい人間との付き合いを優先しがちでした。人とのつながりを大切に自分自身の傾向を認識し、今までの自分の殻を少しずつ破っていけるように、成長していきたいと思いました。

 4月中旬からは配属先であるER(救急センター)で働きはじめました。正直ERってどんなところ? 何するのかな? とイメージがつかない状況でした。

 東葛病院のER は年間受診患者2万1,000人、救急車3,062 台、救急応需率95%で全体の4割が小児という特長があり、患者を断らない、救急車を断らない、暴力と貧困に対してたたかう、をポリシーに活動しています。ERではアセスメントから処置や検査など展開が早く、次の動きを予測する先をみる力が求められると思います。そして、その中での気づき、事情、なぜ? を察知する視点が大切です。患者さんの出入りが多く患者さんと関わる時間は病棟に比べると少ないため、疾患や病態を考えることに集中してしまいがちですが、関わる時間が少ないからこそ患者さんが抱えている困難や問題、生活背景をみる、広い視野で患者さんを捉えることが求められると学びました。

 まだまだ目の前の処置や検査で精一杯ですが、少しずつできることを確実に増やし、力をつけて、患者さんから学ぶ姿勢を大切に病態だけでなく広い視野でみることができるようになりたいと思っています。

 そして、社会がよくならなければ命や健康は守れません。命や暮らしを守る政治や社会になるために自分ができることは何かを考え、行動できる看護師になっていきたいです。

東葛病院院内研修で、点滴ルートの実践をする竹村さん(左) 3月28日の入職前セミナー。グループで食事づくり(左端が竹村さん)
東葛病院院内研修で、点滴ルートの実践をする竹村さん(左) 3月28日の入職前セミナー。グループで食事づくり(左端が竹村さん)

初心を忘れずに

代々木病院 鈴木 貴子

国立能楽堂をバックに、>代々木病院の新人看護師さん集合(後方左が鈴木さん)
国立能楽堂をバックに、代々木病院の新人看護師さん集合(後方左が鈴木さん)

 私は以前、訪問入浴の介護職員として働いていました。その職場で、難病のため自分で身体を動かすことができず、呼吸器をつけ、自宅で生活している方と出会いました。その方は、電動車椅子でさまざまな場所に出かけたり、同じような状態の方が使えるコミュニケーションツールの開発を手伝ったりと、自分らしく、たくさんの目標を持って活き活きと生活していました。その方が自分らしく生きられるのには、訪問看護師の存在が大きいということを知りました。そして私も、患者さんが自分らしく生きる手伝いのできる看護師になりたいと思い、看護の道に進みました。

 看護学校では、患者さんをありのままに捉えることの大切さや、患者さんの願いに寄り添う看護の大切さを学んできました。早く看護師として現場で働きたいという気持ちで勉強に励み、念願の看護師になることができました。憧れの白衣に袖を通した時には、看護師になったという喜びと、命を預かる仕事に就いたという責任感と不安などが入り混じった気持ちでした。

 今は、研修をしながら少しずつ患者さんを受けもたせていただき、日々学ぶことがたくさんあります。覚えることも多くて、業務にいっぱいいっぱいになってしまうこともありますが、早く業務を覚えて、患者さんに「鈴木さんなら安心できる」と思ってもらえるようになりたいです。また、看護師を志した時の気持ちをこれからも忘れることなく、患者さんの病気だけでなく、その人らしい生活を保障できる看護を忘れずにいたいです。患者さんや、先輩方からたくさん学んで、成長していきたいです。

院内での初めての注射の研修 インシュリン注射方法の研修 車椅子介助研修。患者さん役が鈴木さん
院内での初めての注射の研修

インシュリン注射方法の研修

車椅子介助研修。患者さん役が鈴木さん

家族で大洗水族館へ

流山市中部地域包括支援センター S・S

 GW前半、天候にも恵まれ、アクアワールド茨城県大洗水族館に家族で行ってきました。我が家の子どもは水族館が大好き! 今年息子が中学に入学し、今後はなかなか家族で行けなくなるのかなという想い…部活のオフを利用してのお出かけでした。

 9時開園を目指し流山を出発。友部SAで休憩をとり8時半過ぎに順調に到着しましたが、混雑を予想してか既に入場ができ、何だかお得な気分♡ゆったり過ごせました。ですが、イルカのショーともなるとさすがの混雑…。

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 我が家は息子が産まれて小学校へ入学するまで、誕生日に必ずどこかへ出かけることが恒例になっていました。息子の誕生日は5月。7年前は東日本大震災の年でした。この年は時折まだ緊急地震速報が鳴り、気持ちが落ち着かない時期…どこへ行こうかと悩んだ結果、大洗に行くことになりました。TXで連日被災地の復興が伝えられる中、大洗水族館が再開したニュースを見て、少しでも復興の手助けができればとの想いからの決定でした。

 高速道路は所々波打ち、走行車両は自衛隊か東電だけ。観光に行くことが不謹慎なのではないかと気になることもありました。到着してみると我が家を入れて駐車車両は10台もなく…戸惑いました。

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 しかし、館内のスタッフの方々に、「来てくれてありがとうございます!」と声を掛けられた時は、本当に涙が出そうでした。売店の方にも津波が来た時の様子を教えてもらい、復興に向かっているという地域の方の気持ちを力強く感じました。

 その7年後の駐車場満車の大盛況。あの時の閑散とした光景が目に焼き付いて忘れられませんが、震災のことを忘れず、地域の方の盛り上がる力を今後も感じていくことでしょう。

写真 写真 写真

咲き続けています!

東葛病院 鈴木ひろみ

 本誌2月号の表紙に掲載された事務室の蘭の花が、風光る5月に入っても咲き続けています。2月号が配布されてしばらくは、事務室に来る人来る人が「これがあの花か」とご覧になっていったものですが、最近では事務室のメンバーが「まだ咲いてるね、すごいね」と言うばかりになりました。

 件の花は相も変わらずひっそりと、我を知るものは目の前の相手のみでよし、といった風情で、寂として声もなく咲いています。

 でも、まだまだきれいなので、もう一度写真を撮ってしまいました。

写真 写真
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