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新年のご挨拶
協同組合医療と福祉 代表理事 谷本 昌義
組合員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は東日本大震災、福島原発事故と日常生活を根底から覆すような出来事がありました。津波による被害と福島の放射能問題で、東北地方の生活基盤と産業はまだまだ先が見えていません。
さらに、欧州経済危機による円高やタイの洪水被害なども日本の産業に大きな影響を与えています。
一方、政治の世界は相変わらず民主と自民が足の引っ張り合いを行っており、8月にまた首相が交代しました。そんなごたごたの中、国民生活に大きな影響を与えるTPP交渉への参加が表明され、社会保障・税一体改革の名のもと消費税引き上げが強行されようとしています。生活保護受給者が過去最高を記録するなどますます悪化している国民生活に、さらに追い打ちをかける状況になろうとしています。
医療の分野では、国がB型肝炎訴訟和解受け入れの一方、イレッサ訴訟は東京高裁での控訴審判決で原告の訴えが棄却されました。これは国の責任を狭め、処方医・医療機関へ責任を転嫁するものであり、医療安全管理上も重要な判決となっています。
さて、本年は、医療・介護保険の同時改定の年にあたっており、その対応に追われる年となりそうです。12年度診療報酬改定は、医師の人件費などに当たる「診療報酬本体」を1.379%引き上げ、医薬品や医療材料の公定価格である「薬価・材料費」は1.375%下げ、診療報酬全体では0.004%の引き上げとなります。介護報酬は1.2%の引き上げとなります。
しかし、かかりたくてもかかれない医療情勢の中、厳しい経営情勢であることに変わりありません。介護分野では介護保険法が改正され、24時間訪問サービスへの対応も今後の検討課題です。
なにはともあれ、新しい年は始まりました。これからの情勢をしっかり見つめて、ともに頑張っていきましょう。