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協同組合報vol.90
2010年9月号

インフォメーション4

日本ノーリフト協会 保田淳子代表の講演

東京勤労者医療会 労働安全衛生委員会 二戸幸子


●“持ち上げない・抱えない”

実技つきで講演する保田さん
実技つきで講演する保田さん

 腰痛の症状のある労働者は、厚労省などの資料でも8割という数字が出されています。

 看護部研修委員会と労働安全衛生委員会共催で9月14日、“持ち上げない看護・抱えない看護”を提唱して「日本ノーリフト協会」を設立した、保田淳子氏の講演を行いました。理念、実技ありの活気にみちた講演会でした。

 腰痛予防策は個人の技術や体力として考えるのではなく、施設や病院においてリスクマネージメントとして捉えることで、貴重な人材確保、長く働ける環境づくりになること、患者さんにとっても、力任せに抱え上げていたことによって苦痛や不安がともない、筋肉の緊張、転倒、皮膚の損傷などのリスクがあり、本当の意味での自立を損なう状況になっているなど、発想の転換が突きつけられました。

●「職業病だからしかたない」からの脱却

実技で「相撲のしこをふむ姿勢」をとる
実技で「相撲のしこをふむ姿勢」をとる

 実技では、安定した姿勢として「相撲のしこをふむ姿勢」を実際体験しました(写真参照)。また、手を添えることで自立を引き出す方法など、身体で実感できる講義でした。

 スライディングシートは大型のものを魔法のシートのように使う技術、多くの参加者から使用してみたいという感想が寄せられました。中堅研修として参加した中堅看護師からは、職場に広めていきたい、シートを購入しぜひ実践してみたいなど積極的な意見が出されました。

 これを機会に、「職業病だからしかたない」から脱却していきたいと思います。

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