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協同組合報vol.82
2010年1月号

インフォメーション

「千駄ヶ谷地区 医療安全大会」開催

大会テーマ「患者の人権と安全に対する意識を高め、安心で安全な医療を実践しよう!」

 代々木病院 医療安全委員会事務局長 清水健一


 去る11月18日(水)に、日本共産党本部多目的ホールにおいて、千駄ヶ谷地区医療安全大会を開催しました。千駄ヶ谷地区では、このような会の開催は初めてのようです。

 医療安全は、個人個人の意識を高めることはもちろん、他のスタッフとの連携が重要と考えます。他の職種の人たちは日頃どんな思いで安全について考え取り組んでいるのかをお互い知り合う場が提供できたらよいと考えていました。そこで今回は、看護医療安全委員会のメンバーにご協力をいただき医療安全大会を企画しました。

●記念講演では

講演する大山美宏先生
講演する大山美宏先生

 まず、記念講演として、大山美宏先生(川崎協同病院院長・全日本民医連理事)に「民医連の医療安全文化の醸成への取り組みと川崎の経験」と題して、ご講演いただきました。冒頭では、「感染予防」、「転倒転落事故予防」、「注射事故予防」など、それぞれの事例を教訓化し、全国へ発信してきたことなど、民医連の安全に対する取り組みの歴史について紹介されました。

 そして、現在、自身が勤務する川崎協同病院での安全性に対する取り組みでは、医師のインシデント報告が少なく、合併症も含めて報告するよう院長自ら呼びかけているとのこと。また、最近では、DNR(蘇生処置拒否)への取り組みに力を入れており、それには、「患者本人の意思の最優先」への努力、「一人で決めない、一回で決めない」という集団的総意の重要性が強調されました。

●各職場から取り組みを報告

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 その後、各職場の看護師さんから報告がありました。透析室からは、2005年に行った職場で発生したインシデントの分析に基づき業務を改善した結果、今年度はインシデント報告数が著しく減少したことが報告されました。なかでも、特に「除水」に関するインシデントが減少したことについては、最大の要因は「ダブルチェック」を徹底したことであり、その必要性が再確認されたとのこと。急性期病棟の3階病棟からは、危険予知トレーニングシートを用いた職場での取り組み、今年6月から障害者病棟となった5階病棟からは、転倒転落予防の取り組みについて報告がありました。看護師さんたちの安全性に対する真摯な姿勢は、他のスタッフへ十分に伝わったようでした。

 この他、リハビリ課の木藤課長からは、病院がリハビリを中心とした入院加療への方針転換を打ち出している中での、現状の問題点や課題が報告され、また、たくみ外苑薬局の谷本薬局長からは、薬局内で安全対策の他、重複投与、相互作用などの「処方チェック機能としての薬局」の取り組みが紹介されました。

●安全に対する意識をさらに高めたい

 当初、医療安全大会について「どんなことををするのか」という半信半疑の職員の方が多かったようです。当日の参加人数も心配されましたが、最終的に79名の方に参加していただき、職員のみなさんの関心度の高さがうかがえました。これを機に、安全に対する意識をさらに高め、職種間の連携を密にし、医療事故を最小限にできるよう努めていきたいと思っております。

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